【書評・紹介】『世界名作童話』 藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄が描くあの名作童話のパロディ
ドラえもんも登場するSF短編
| ストーリー | |
| 絵 | |
| テンポの良さ | |
| クスッと笑える度 | |
| 電子書籍 | 有り |
あらすじ
藤子・F・不二雄が描く名作童話パロディ作品。
『みにくいアヒルの子』、『ねむれる森の美女』、『うらしま太郎』、『ヘンゼルとグレーテル』、『ジャックと豆の木』を藤子・F・不二雄が描くとどうなるのか。
書評
藤子・F・不二雄先生のSF短編の一作。
『世界名作童話』です。
2ページの童話が5つ。
それぞれ紹介していきます。
みにくいアヒルの子
元々のお話は、
《原題、〈デンマーク〉Den grimme Ælling》アンデルセンの童話。1843年発表。アヒルの群れで一羽だけ異なる姿のためにいじめられていた雛ひなは、実は美しい白鳥の子であったという話。
みにくいアヒルの子(みにくいあひるのこ)とは? 意味や使い方 – コトバンク (kotobank.jp)
これを藤子・F・不二雄がアレンジするとどうなるのか。
一羽だけ異なる姿というが、それは本当か?
美しいとは、誰が見て言ったことなのか?
多くの子が一度は思うであろう、今の親は自分の本当の親ではないのかもしれないという妄想。
それが行き着く先とは。
現実はこんなものなのかもしれない。
そんな作品です。
ねむれる森の美女
元々のお話は、
ペローの童話集の中の一編で《眠り姫》とも。誕生祝に招かなかった仙女の呪(のろい)のため,美しい王女は錘(つむ)で指を刺して100年の眠りにつき,城中の一同も眠るが,やがてある王子が城に達し,王女にキスすると,すべてが目ざめる。同様の話はグリム童話の《いばら姫》などのようにヨーロッパ各地にみられる。チャイコフスキー作曲のバレエ音楽(1890年初演)でも有名。
眠れる森の美女(ねむれるもりのびじょ)とは? 意味や使い方 – コトバンク (kotobank.jp)
王子がキスし、目覚めた美女。
二人は結ばれハッピーエンド。
では、その後は?
二人は幸せに暮らしました?
100年も寝ていて、普通の暮らしに戻れるの?
眠れる森の美女は〇〇〇〇〇の〇〇になりましたとさ。
うらしま太郎
元々のお話は、
浦島説話の主人公である「浦島の子」の、御伽草子以降の呼び方。また、その伝説。丹後国の漁師浦島は、ある日助けた亀の誘いで海中の竜宮に行き、乙姫の歓待を受ける。土産に玉手箱をもらって村に戻ると、地上ではすでに300年が過ぎていたので、厳禁されていた玉手箱を開けてしまうと、白い煙とともにたちまち老翁となってしまう。
浦島太郎(うらしまたろう)とは? 意味や使い方 – コトバンク (kotobank.jp)
でも実際はこのお話と少し違う。
助けたのはカメではなくタコ。
そして浦島太郎が行ったのは……。
一番落ちがきいていると思う作品です。
ヘンゼルとグレーテル
元々のお話は、
グリム童話に収録された話の一。貧しさのため森に捨てられた幼い兄妹が、菓子の家に住む魔女に捕らえられるが、機転を利かせて魔女を殺し、宝物を得て家に帰る。
ヘンゼルとグレーテル(へんぜるとぐれーてる)とは? 意味や使い方 – コトバンク (kotobank.jp)
わたしゃ食べる人。
ぼく、食べられる人。
テンポよく、そっちに進むんかい!となる話が描かれています。
ジャックと豆の木
元々のお話は、
英国の民話。牛と交換して得た豆が天に達する大木になり,ジャックはそれを登って不思議の国に行き,巨人の宝を盗みとる。巨人は,あとを追うが,先に地上に降りたジャックに豆の木を切り倒され,落ちて死ぬ。北欧に起源をもつといわれ,同系の話はヨーロッパで広く語られている。また英国の説話ではジャックの名が巨人退治ばなしの主人公としてよく登場する。
ジャックと豆の木(じゃっくとまめのき)とは? 意味や使い方 – コトバンク (kotobank.jp)
これが藤子・F・不二雄の手にかかると。
主人公は、ジャックではなくジャイアン!
ドラえもんとのび太も登場。
何がどうしてそうなったのか。
想像を掻き立てられる作品です。
総評
あの有名な童話を藤子・F・不二雄が描くとどうなるのか。
サクッと読めて、且つ笑えます。
皮肉が効いているというかなんというか。
あの童話がこうなりますか、といった作品です。
藤子・F・不二雄が名作童話をアレンジするとこうなった。
是非、お読みください!
単行本
以下、短編の一つとして収録。
電子書籍
以下、短編の一つとして収録。
dorasyo329
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