【書評・紹介】『転生したら剣でした 10』 棚架ユウ

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遂に明かされる師匠の正体
神級鍛冶師との邂逅を描いた第10巻

著者:棚架ユウ
イラスト:るろお

※既刊のネタバレを含みます!
第1巻はこちら

ストーリー
描写
キャラクター
テンポの良さ
独自性
電子書籍 有り
他のメディア展開 コミック、テレビアニメ
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あらすじ

ゼロスリードを退けたフランは、師匠の記憶の手がかりとなる神級鍛冶師と出会う。師匠の身体に隠された謎とは
ミューレリアを倒し、神級鍛冶師アリステアに助けられた師匠とフラン。
師匠の謎を解き明かすために神級鍛冶師がいるとされる獣人国へ訪れていた二人は、早速師匠の解析を依頼するのだが……。
獣人国編、ついにクライマックス!

MICRO MAGAZINE

受賞歴

第4回ネット小説大賞 受賞

書評

転生したら剣でした。第10巻です。

ミューレリアとの戦い。
キアラの死。

第10巻は、神級鍛冶師アリステアとの出会いが主たる話となります。

つまり、

師匠は神剣であるのかどうか

が明かされる話であるということです。

アナウンスさんの存在。
謎の男の存在。
そして、シードランで現れたアレ。
更にには、リヴァイアサンとの邂逅の時の謎の伏線。
時折現れる青い光。

前世はこの世界の人間。
それが何故か異世界で剣に。
そして混沌の女神様らのあれこれ。

主人公にしては謎が多すぎる師匠。
その一端にと迫っていきます。

が、なんでこの話をここで持ってきたのだろうという。
獣人国、黒猫族は無事なのか?
そっちが気になりすぎて。。。

一応、獣人国編の完結ということで、最後まで描かれますが、順番が。。。

そしてもう一点、気になるのが

アースラースと神剣・ガイア

神剣の恐ろしさを目の当たりにした9巻。
10巻はこのアースラースも一緒です。

狂鬼化のスキル、彼の人となり。
今後の物語にも関わってくるであろう重要なキャラクターであることが否が応でもわかります。

それ関連で私が気になったのは、9巻でも触れましたが、キアラの死の原因。

主犯がゼロスリードとミューレリアなのは間違いありません。

しかし、アースラースが狂鬼化しなければ。
師匠がその狂鬼化を奪わなければ。

9巻でもそうでしたが、師匠はキアラの死に対して責任を感じていません。
自分の暴走も要因の一つであるにも関わらずです。

確かに、合理的に考えれば、師匠に責任はないでしょう。
しかし、師匠は現代の日本人なのです。
少しくらい罪悪感があってもよくありませんか?

そんな師匠よりもキアラの死因としての比重が高いであろうアースラース。
彼と師匠の対比も個人的には興味深かったです。

これが伏線であるのか、それともキャラクター性からくるものなのか。
どうなんでしょう?

転生したら剣でした10巻。
師匠の正体へと迫る物語。
是非お読みください!

全巻セット

単行本

電子書籍

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自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ三段。