【書評・紹介】『転生したら剣でした 13』 棚架ユウ

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舞台は始まりの地・アレッサ、魔狼の平原
懐かしい面々とともに、明かされるのは師匠の過去と謎の男の正体

著者:棚架ユウ
イラスト:るろお

※既刊のネタバレを含みます!
第1巻はこちら

ストーリー
描写
キャラクター
テンポの良さ
独自性
電子書籍 有り
他のメディア展開 コミック、テレビアニメ
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あらすじ

猫耳少女と共に剣としてその銘を異世界に刻み込め!ネット小説大賞受賞の無機物転生ファンタジー!
激しい戦闘を続けてきた師匠とフランは、自分たちの力不足を感じ始めていた。
師匠が始めて目覚めた魔狼の平原は魔力を吸い出すため、スキルや魔法に頼ることもできず、危険な魔物達が闊歩していることから、絶好の修行場だと考えた二人は始まりの街アレッサへと帰還する。
アマンダの協力もあり、更なる力を手に入れようと修行を行い始める師匠とフラン。そして――

MICRO MAGAZINE

受賞歴

第4回ネット小説大賞 受賞

書評

転生したら剣でした、第13巻。

表紙に何やら見覚えのある人が……?
何なら景色も何やら見覚えがあるような……?

始まりの地。
アレッサへと戻ってきました―!
わーい。

アマンダさんも再登場。
舞台は魔狼の平原。

第一章をフランと師匠の出会い。
第二章をフランの進化と神剣。
とするのならば、
この13巻は第二章が終りを迎え、第三章が始まる巻であると言えるでしょう。

始まりの地への回帰。
事の発端は12巻、謎の男の要請。
20日以内に祭壇へ。

そりゃ大きな意味を持つに決まっていますとも!

師匠が生まれた理由
謎の男の正体

これらが明かされるだけでもう面白いに決まっています。
序盤からエンジン全開です(そのせいか最後は尻切れトンボ巻が否めませんでしたが)。

そして何より個人的に大きいのが、

転生ものでなければならなかった必然性

昨今、異世界転生、異世界転移。
異世界ものはそれこそ腐るほどあります。

そしてその中には、転生させる必要のないもの。
ファンタジーとして、その世界の元の住人を主人公に据えればいいのに、何故か理由もなく現代人を転生させている物語も多くあります。
共感性目当てでしょうか。

しかし、この『転生したら剣でした』は、転生が必要でした。
それがきちんと描かれている。
それだけでもう私は満足です。

他にもウルシのサイドストーリーとか。
もう盛りだくさんです。

不満があるとすれば終盤。
これ必要?次の巻に回すじゃダメだったん?
そう感じました。

何にせよ、伏線が回収される巻ほど面白いものはありません。
転生したら剣でした。13
是非お読みください!

全巻セット

単行本

電子書籍

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自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ三段。