【書評・紹介】『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』 筏田かつら
偶然か運命か
付かず離れずすれ違う二人の恋の物語
| ストーリー | |
| 描写 | |
| キャラクター | |
| ニヤニヤ度 | |
| 続きが気になる度 | |
| 電子書籍 | 有り |
| 他のメディア展開 | コミック |
あらすじ
千葉県南総にある県立高校に通う地味で冴えない男子・飯島靖貴(いいじま やすき)は、勉強合宿の夜に、クラスメイトの北岡恵麻(きたおか えま)が困っているところを助けた。それから恵麻は、学校外でだけ靖貴に話しかけてくるようになった。しかし靖貴は恵麻に苦手意識を持っていて、彼女がどうして自分に構うのかわからない。地味系眼鏡男子と派手系ギャル。絶対に相容れないはずの二人に起きる、すれ違いラブストーリー。
君に恋をするなんて、ありえないはずだった│宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル (tkj.jp)
受賞歴
第4回ネット小説大賞 受賞
書評
はい!私dorayo329が大好きなもしかしたら今どこかで本当に紡がれているかもしれない恋の物語です!
この作品は、所謂陰キャと陽キャ、あるいはカースト上位と下位の高校生のじれったい恋愛を描いたものです。
この作品の一番良いところはこのじれったさです。自分が高校生の頃を思い出してください。恋愛ってそう簡単に進展しなかったですよね。
学校という閉鎖空間での恋愛は、周囲の目もあるし、好いた好かれたすぐ噂になるし。告白でもしようものなら次の日には即学校中で話題となり、過去のメールのやり取りまでその相手に晒されたり、事あるごとに周囲にいじられ…。
途中から私の体験談になってしまいましたが(苦笑)、そういった学校というあの特殊な閉鎖空間での恋愛がとてもリアルに描かれています。
何の恐れもなくただ好きって言えれば、伝えられれば…。
そしてそのリアリティに加え、主人公達や彼らを取り巻くキャラクターがこれまたとても良い味を出しているんです。
主人公飯島靖貴の友人、斉藤克也や田村ななみ。ヒロインの友人、磯貝久美子。彼らが二人の物語に加わることによってより作品の魅力が増しています。二人なしに友人達だけで一作書けるのではないかというくらいには。(久美子に関しては実際に別作品『君に恋をしただけじゃ、何も変わらないはずだった』で主人公になっています。)
恋って偶然の出来事から始まりませんでしたか?
友人とも恋人ともつかない微妙な関係の状態が結構続きませんでしたか?
相手も自分のことが好きなんじゃないか、いやでも自意識過剰かって悩みませんでしたか?
そういった恋の、恋愛の楽しさを、切なさをリアルに描いた作品です。
第4回ネット小説大賞受賞作!
読んでいてむず痒くなって、ニヤニヤして、懐かしくなる。
甘酸っぱさ満天、珠玉の恋愛小説。
是非お読みください!
ちなみにこの作品は1巻では終わりません!
続刊の紹介はこちら!
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