【書評・紹介】『仕事は楽しいかね?2』 デイル・ドーテン
有能であることを自覚していないより、無能であることを自覚しているほうがいい
仕事は楽しいかね?2 99ページより
上司と部下について、実際の様々な成功例を分かりやすく噛み砕き、物語風に読者に伝えるビジネス啓蒙書。
| ストーリー | |
| 描写 | |
| キャラクター | |
| 独自性 | |
| 読みやすさ | |
| 考えさせられる度 | |
| 電子書籍 | 有り |
著:デイル・ドーテン
訳:野津智子
あらすじ
マックス老人との出会いで、自分が望む以上に出世してしまった主人公に、今度は中間管理職としての悩みが襲っていた。彼は、再びマックス老人にアドバイスをもとめる。
仕事は楽しいかね?2 | きこ書房 (kikoshobo.com)
「理想の上司に出会ったことはあるかね?」「優秀な部下は、探すことより探されることのほうが、ずっと多いんだ。」などなど、今回もためになる話ばかりです。
書評
まず最初に断言しておきます。
「仕事」という単語に騙されないでください。
学生でも無職でもニートでも定年退職した人でも
今現在仕事をしていない人に対してもとても示唆に富んだ、これからの人生を生きていく上で役に立つお話です。(1巻の書評でも述べましたが)
舞台はアリゾナ、フェニックス。前巻の登場人物はそのまま続投。
転職を考えるようになったビジネスマンと
発明家、起業家として巨万の富を築いた老人マックス。
この2人の会話によって物語は展開されていきます。
1巻が個人・労働者の話だったとするならば、この2巻は個人と組織・労働者と会社、特に上司と部下についての話です。
話は「ほんものの部下」、「ほんものの上司」、そして採用についての話などから始まります。
マックスは語ります。
ほんものの上司とほんものの部下が職場に求めるものは同じだと。
自由、変化、チャンス。
管理する上司と管理される部下。
しかし優秀な管理職の基本的な仕事は、管理することではない。
ではその仕事はなんなのか。
並みの上司と優れた上司の違いとは。
勤務時間の15%を自分の好きなプロジェクトを選んでそれに充てることができるようにした会社、会議室のテーブルをビリヤード台に変えた会社などの実例を挙げながら分かりやすく語られています。
特に2巻は前巻との違いとして、作中で優れた上司の要点などを箇条書きで表しており、更に分かりやすくなっています。
また最近、親ガチャなどと関連して上司ガチャ、部下ガチャという言葉もよく聞くようになりましたが、この本は20年近く前から上司ガチャ、部下ガチャという事象に対して1つの答えを出していると考えることもできます。
詳細は読んで頂きたいのですが、私なりに解釈すると
自身が「ほんものの上司」、あるいは「ほんものの部下」であれば、そのようなガチャにはさほど大きいな影響を受けないということです。
冒頭にも述べたようにこの2巻は上司と部下の話が主です。
しかしこれを親と子などの家族関係や、教師と生徒、部活の先輩と後輩などの学校での人間関係、あるいは友人関係などと置き換えることで様々なことに役立てることができます。
それこそ私は高校を中途退学しているのですが、その時の高校の自分の関係についてこの本を使って分析したことがありました。
前巻同様、仕事をしていない人にとっても有意義な本になると思います。
この本に書かれていること全てを受け入れるという意味ではなく、受け入れずともこういう考え方、事例があるのだと知ることで自分の人生をより楽しくすることができる。
そういう本です。
上司と部下について、実際の様々な成功例を分かりやすく噛み砕き物語風に読者に伝えるビジネス啓蒙書。
読んで得することはあっても損することは無いと断言出来る一冊です。
是非お読み下さい!
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