【書評・紹介】『盾の勇者の成り上がり 8』 アネコユサギ

2022年8月19日小説,NL(HL、異性愛),異世界もの,ダークファンタジー,異世界転移(小説),動物ファンタジー,ハイファンタジー,和風ファンタジー,大人(恋愛),短編小説,バトル・アクション,ファンタジー,復讐劇,冒険小説,ライトノベル,恋愛小説小説家になろう,弥南せいら,アネコユサギ,テレビアニメ

アニメなんかより全然良い!
新たな世界を舞台に紡がれる盾の勇者の物語

盾の勇者の成り上がり8巻の表紙

著者:アネコユサギ
イラスト:弥南せいら

シリーズ既刊のネタバレを含みます!
第1巻はこちら。

シリーズの紹介はこちら!

ストーリー
描写
キャラクター
予想を裏切られる度
独自性
電子書籍 有り
他のメディア展開 コミック、テレビアニメ、舞台、オーディオブック、ゲーム
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あらすじ

強敵を追ってたどり着いた新世界! 尚文たちの運命は!?

「オレの名前は風山絆、四聖、狩猟具の勇者だ」
危機に瀕した尚文たちを救った少女はそう名乗った。
本の眷属器の所持者キョウとの死闘は、オストという尊い仲間の犠牲により撃退成功。しかし、深手を負い異世界へと逃走するキョウを追いかけたはずの尚文が目を覚ましたのは牢屋の中だった!?
仲間たちとは散り散りに、挙句にはレベルが1に戻ってしまった尚文たちを待ち受ける新たな問題とは……?
全編完全書き下ろしで贈る、異世界リベンジファンタジー第八弾、ここに登場!

「盾の勇者の成り上がり 8」 アネコ ユサギ[MFブックス] – KADOKAWA

書評

異世界転移系ライトノベルの第8巻です。
前巻同様動物ファンタジーのカテゴリーを付けましたが、これはフィーロがフィロリアルの姿にもなるので一応動物ファンタジーでもあるのかな?と。その点はご了承ください。。。
そして今まで7巻に渡って収録されていた番外編・短編がなくなり、本巻からはエピローグが収録されるのみとなります。

さて、8巻。
7巻の書評で大風呂敷を広げていないかといったようなことを書きましたが、やはりどうしても大風呂敷を広げたように感じます。

オストの敵を討つためキョウの後を追った尚文たち。
舞台は新しい異世界へと移ります。
舞台が移り変わるということは、新しく世界観の説明も必要。
異世界ものの欠点としてその世界観の説明が説明ったらしく語られることがよく挙げられますが、この8巻の新たな世界の説明はその欠点そのまま。やや説明ったらしく感じました。

さっさとキョウとの戦いが始まればまだ良かったのでしょうが、あらすじの通りまずは仲間との再会を目指すストーリー展開です。
そんな中で登場する新キャラ・キズナ。
表紙中央、鮪包丁を構えている女の子です。
キズナ、どこかで聞いたことある名前ですよね?
そう!7巻の番外編に名前だけ登場したあのキズナが早速登場します。
このキズナと尚文(+リーシア)の掛け合いが8巻です。

その上でキャラクターの評価が既刊と比べて低いのは、登場するキャラクターが主に3人だけであり、且つ新キャラであるキズナの掘り下げがやや甘いというか物足りなく感じたからです。もちろんこれから語られるのかもしれませんがこの8巻ではあんまり故低めです。

そしてストーリーの低評価は、前述の新たな世界が舞台となったことで説明ったらしい展開が続くこともそうですが、それプラスエピローグで今まで積み重ねてきたものが唐突に崩されてしまうことです。
ネタバレになる故あまり詳細には書きませんが、3巻から描かれてきた主軸の1つをこんなんで終わらせるのは納得がいきませんでした。

またこの8巻ではフィーロにちょっとした事件が起きます。
しかし結局、具体的に何が起きたのか分からずに終わり、盾の勇者と言えばの復讐劇と尚文の性格をキズナに知らしめるためだけのイベント止まりになってしまっているなど、ストーリーとしてこれはどうなんだと個人的に感じる点も多々。。。

一方で、新たな異世界へと赴くことで波とは何か、勇者とは何かという謎が更に明らかに。
そして尚文が新たな性癖に目覚めたり…?
新たな世界を舞台に紡がれる盾の勇者の物語。
是非お読みください。

なお、アニメイトでは『盾の勇者の成り上がり』の全巻セットを12%ポイント還元で発売中です(2022年6月1日時点)。
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幼女戦記は1冊1300円ほどですから、実質1冊分お得。
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自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ三段。