【書評・紹介】『盾の勇者の成り上がり 21』 アネコユサギ

2022年8月19日小説,NL(HL、異性愛),ダークファンタジー,異世界もの,異世界転移(小説),動物ファンタジー,ハイファンタジー,大人(恋愛),バトル・アクション,ファンタジー,冒険小説,ライトノベル,恋愛小説小説家になろう,テレビアニメ,アネコユサギ,弥南せいら

過去の世界で紡がれる2人の盾の勇者の物語

盾の勇者の成り上がり21巻の表紙

著者:アネコユサギ
イラスト:弥南せいら

シリーズ既刊のネタバレを含みます!
第1巻はこちら。

シリーズの紹介はこちら!

ストーリー
描写
キャラクター
ニヤニヤ度
独自性
電子書籍 有り
他のメディア展開 コミック、テレビアニメ、舞台、オーディオブック、ゲーム
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あらすじ

過去の世界での妙な違和感。先代の盾の勇者の理想とは?

謎の現象に巻き込まれ、村ごと過去の世界に飛ばされてしまった、盾の勇者である尚文とその一行。
過去の盾の勇者である守と協力関係を結ぶ尚文だったが、その言動から守のことをイマイチ信用できずにいた。
そんなある日、尚文は守が保護している遺児の一人から、夜中に呼び出される。
案内されたのは、シルトラン城の隠されていた地下室だった。
「ここは一体何の施設なんだ?」
過去の盾の勇者、守が自ら保護していた遺児たちを集めて行っていたこととは……!?
異世界成り上がりファンタジー第二十一弾、登場!!

「盾の勇者の成り上がり 21」 アネコ ユサギ[MFブックス] – KADOKAWA

書評

異世界転移系ライトノベルの第21巻です。

何故か村ごと過去に飛ばされた前巻。
ピエンサのドラゴン軍団を撃退した続きから物語は始まります。
と言ってもすぐに戦争というわけでもなく、しばらくは平穏な時が流れる中でのお話がこの21巻です。

まずは盾の勇者が存在する過去に来た以上、会っておかなければいけない人物。
即ち過去の調停者、ラフタリアのご先祖様との傀逅。
クテンロウの人物だけあってとても魅力的なキャラクターです。
更には水龍様までご登場されたり・・・?
調停者の方は表紙の左端にちょっぴり描かれています。

でも重要キャラなのにどうしてこんなに小さく描かれているのか。
それは大きく描かれた2人が21巻の主人公だから。
まずは右側のメイド。
誰だか覚えておいででしょうか?
そう!古参組の1人なのに中々活躍の場が与えられてこなかったあのキールくん。
ちなみに挿絵では犬形態キールのメイド姿が…!
そんなキールくんに手を引っ張られているのが前巻でも登場したシアン。
とっても可愛い猫耳娘でした。
でもどこかで見たことある顔のような…?

前半がキールくんのターン。後半がシアンのターンです。

で毎度のごとく前半は軽めの展開が続きますが、そんな前半の中で要注目なのが尚文とラフタリアの関係性!
やっと、やっと、やっと少し進展が…!!
1巻で少し色々あって、15巻でアトラが亡くなって、16巻で離れ離れになって、17巻で再会を果たして。。。
やっとここまで来ましたよ!

そして後半。
あらすじの通り、マモルに不穏な気配。
20巻でマモル達と出会ってから感じていた数々の疑問の答えが出ます。
マモルの過去を少しばかり掘り下げる話でもあり、2人の盾の勇者の違いが明確に現れる話でもあります。

そして終盤、かなり久しぶりに本格的に描かれる波との戦い。
きちんと描写されるのってひょっとしたら5巻以来?
強くなりすぎて本来の役目である波の戦いがおざなりになってきた頃に現れる強大な波との戦い。
それは波とは何かに迫るものでもあるわけで。。。

村の仲間達についても掘り下げつつ、マモル達過去のキャラの過去にも迫っていき、そしてシリーズを通して描かれてきた波との戦い。
勇者勢も尚文、錬、ラフタリア、セイン、フォウルと真面目な面子が揃っていることもあって、非常にバランスのとれたまとまった構成となっています。

過去の世界で紡がれる2人の盾の勇者の物語。
是非お読みください!

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自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ三段。