累計950万部突破!&TVアニメ2期決定!『幼女戦記』シリーズの魅力に迫る

2022年5月23日小説,ダークファンタジー,異世界もの,異世界転生(小説),解釈のしがいがある物語,SF小説,戦記小説,シリーズもの,バトル・アクション,ファンタジー,ライトノベルアニメ映画,テレビアニメ,カルロ・ゼン,篠月しのぶ

累計950万部突破!&TVアニメ2期決定!
アニメ映画化も果たした『幼女戦記』シリーズの魅力を徹底解剖!

幼女戦記1巻の表紙

著者:カルロ・ゼン
イラスト:篠月しのぶ

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幼女戦記のあらすじ

時は現代、日夜仕事に励む人事勤務の30代エリート社畜。
そんな彼は持ち前の他者を顧みない性格もあって殺されてしまう。
しかし、気が付くと目の前には神を名乗る老翁がいた。
神は男の、ひいては現代人の信仰心の無さを嘆き、「科学の世界で、男で、戦争を知らず、追い詰められていない」から信仰心がないとし、それとは真逆の世界へ男を転生させた。
世界は変わり、1900年代初頭の欧州と似た魔法が存在する異世界。
一人の赤子が生を受ける。
名をターニャ。
場所は帝国「ライヒ」。合理主義を突き進む新興の軍事国家。
魔力適性があった彼女は、貧しい孤児院の生活から抜け出すため軍に入り、7歳で士官学校を卒業し、戦争へと巻き込まれていく。

幼女戦記の概要と世界観

2022年4月時点で
単行本:12巻
本編漫画:24巻 が発売されています。
また、TVアニメ1期とアニメ映画1本が制作されました。
TVアニメ2期は現在制作中。

単行本、漫画、アニメでストーリーやキャラクターのデザインが異なります。
要は3度楽しめるということ!
ここでは主に単行本について紹介していきます。

ジャンルはダークファンタジー異世界転生SF戦記小説
なぜファンタジーとSFが共存するのか?
それは神や魔法が存在しながらも、魔法が科学的に解明されようとしており、魔法を工学的に利用しようとしているからです。
それ故にSFというジャンルにも該当し得ると判断しました。

そして世界観。
舞台は前述の通り、1900年代初頭の欧州と似た魔法が存在する世界。
そして未だに世界大戦を経験したことがない世界であり、物語を通じて初めての世界大戦が描かれていきます。

主人公らの国は帝国「ライヒ」。
列強の一つであり、現実世界のドイツ帝国と似ています。
他に登場する国も、
協商連合…北欧諸国
共和国…フランス
連合王国…イギリス
連邦…ソビエト連邦
イルドア王国…イタリア王国
合衆国…アメリカ
と、実在する(した)国をモデルにしていると思われます。

肝心の魔法はと言うと、絶対的な力として描かれているわけではありません。
できることの1つに空を飛べることが挙げられますが、空を飛べるとは言え、戦闘機よりは遅く、一般に高高度の飛行もできないというもの。
しかも、魔法を扱える魔導師も極めて少数。
イメージとしては第一次世界大戦における潜水艦や飛行機、昨今のドローンといった存在に近いと思います。
使いようによっては有力な戦力となり得るが、それだけで勝敗が決するほどの力を持った存在とは言えないという感じです。

そして、魔導師の数が少ないがために、幼少でも素質があるものは軍に志願することができ、主人公ターニャも9歳で士官学校を卒業しました。

幼女戦記の書評

ストーリー
描写
キャラクター
続きが気になる度
独自性
電子書籍 有り
他のメディア展開 コミック、テレビアニメ、アニメ映画、オーディオブック

まず言っておかなければならないのは、『幼女戦記』はライトノベルであってもライトノベルではないということ。
言うなれば「ヘビーノベル」。
ものすごく重い内容、重い描写です。
特徴的なのが地の文。
ライトノベルに分類される本は、その特性としてある種自由な地の文で書かれているものが多いですが、この本がその自由さのベクトルが違います。
言うなれば、軽い地の文を目指したのが一般のライトノベルとするならば、こちらは重い地の文を指向した作品。
この1巻は400ページほどあるのですが、ライトノベルの400ページとは思えないくらい重厚感のある地の文となっています。

はっきり言って『幼女戦記』という題名は詐欺です。
確かに幼女が主人公の戦記小説ではあります。
しかし実際は幼女の皮を被ったバケモノが主人公の戦記小説。
「幼女」という言葉に騙されてはいけません。

その上で、戦闘・戦記の部分は実際の歴史なども参考にした、リアリティのある戦記小説となっています。
兵站などについてもかなり言及されています。
また、主人公が合理主義者なエリートサラリーマンだったこともあって、経済学的な考察が展開され、その点でも面白いです。

一言で評するならば、唯一無二を行く重厚感あふれる戦記小説!

各巻の紹介

各巻の紹介。と言っても一つの戦争がずっと描かれるので区切るのが難しいところ。
ネタバレを極力抑えつつ頑張って紹介していきます。

序章(アニメ1期&映画)

1~4巻が序章に当たります。
初陣、世界大戦の始まり。
そして主人公が属する隊の編成が描かれたりします。

サラマンダー戦闘団編(5~7巻)

主人公が属することになる新たな隊が登場。
そして戦争が大きく動きます。

予備計画編(8~11巻)

戦争の終結を目指した戦いが描かれていきます。

終章?(12巻)

帝国の目指す道が明らかになります。

全巻セット(12%ポイント還元)

なお、アニメイトでは『幼女戦記』の全巻セットを12%ポイント還元で発売中です(2022年4月11日時点)。
税込み13,310円で、1452ポイント獲得。
幼女戦記は1冊1000円ほどですから、実質1冊分お得。
買うなら今です!

最後に

戦記小説好きのあなた。買うべきです。
「幼女」という言葉に躊躇しているあなた。買うべきです。
ライトノベルに良い印象を抱いていないあなた。買うべきです。

良い意味で詐欺的な作品。
題名を見て、あらすじを読んで、大体の内容を想像して悩んでいるのなら、絶対に買うべきです。
これほどまでに良い意味で読者を裏切ってくる作品はありません。

幼女という言葉に騙されてはいけない。
ライトノベルではなくヘビーノベルである。
とにかくこの2点だけは忘れないで頂きたいということを述べて、本日はこの辺で。
Auf Wiedersehen!

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自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ三段。