少女漫画売り場にいる男に少しだけ優しくして欲しい話
吾輩は少女漫画好きの男である。名前は……。
という冗談はさておき、今日ここで話したいのは
少女漫画売り場にいる男性=少女漫画好きの男性
についてである。
まず、少女漫画とは何か。
実は少女漫画の定義というものは全く定まっていない。
主題ではないため深く言及はしないが、興味のある方は
富山由紀子氏による「文学としての少女マンガ―少女マンガ研究の現在と展望―」
をお読み頂きたい。
と言っても定義をしなければ話は始まらないので、ここでいう少女漫画とは「少女漫画売り場に置かれている、主として少女・女性向けに描かれた漫画」ということにする。
さて、私は男ではあるが、少女漫画が好きである。
少女・女性向けに描かれたものとは言え、面白い作品は誰に向けて描かれたなど関係ないのである。
具体的な作品名を挙げると、
『3D彼女 リアルガール』
『君が死ぬまであと100日』
『一週間フレンズ。』
『僕が僕であるために』
『虹色デイズ』
最近ので言えば
『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』
などだ。
どれもとても面白い作品であり、是非オススメしたい。
そんな私ではあるが、少女漫画を買う時に一つだけ苦痛に感じることがある。
それは、少女漫画売り場にいる時の場違い感である。
これは多くの男性読者が感じることのようで、
などとTwitterでも呟かれている。
特に個人的に辛いのは視線とヒソヒソ声である。
いや、恐らくは私が自意識過剰なだけだろう。
あるいは見られたり何か言われたりしていても、奇異なものを見た時人はそうする生き物なのだから仕方がないし、何ならそれは自由権の範囲ですらある。
あるいは、少女漫画売り場にいる女性らを目的とした所謂変質者が存在する以上、そのような反応されることは仕方ないのかもしれない。
そして私は、そのことに関して何かを言いたいわけではない。
ただ、少女漫画が好きな男性もいるということを理解して欲しいだけなのである。
そして願わくば、放っておくという優しさを与えて頂きたいだけなのである。
私だって場違いなのはわかっているし、なるべく早く撤退したいのだ。
しかし、店員さんに「この少女漫画、どこにありますか?」とも聞きにくく、目当ての本を見つけるまでに時間がかかることもままあるのだ。
だからどうか、放っておくという優しさを与えて頂きたい。
もちろんベストは、性別関係なく好きな本のコーナーにいられる世界であるとは思うが、現状がそうではない以上高みは望まない。
だからどうか、少女漫画売り場にいる男性に少しで良いから優しくしてあげて欲しい。
ただ作品を愛しているだけなのだ。
dorasyo329
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