なにわ男子・大西流星による『彼女、お借りします』実写化を受けて思うこと
5月13日、朝起きたらTwitterが大変なことになっていた。
トレンドが『彼女、お借りします』一色なのである。
一体何事かと思ったが、すぐに気づいた。
トレンドの中に「実写化」の文字が見えたからである。
手近な記事を読むと、『かのかり』が実写ドラマ化するということであった。
アニメ化もされた『かのかり』である。
累計発行部数1000万部超えの『かのかり』である。
何よりファンタジー色ゼロで実写化しやすい『かのかり』である。
まあ、いつかは実写化されると思っていた。
その"実写化"という点に関して不満あれども反発する気はあまりない。
資本主義社会である以上、利益が得られると見込まれればそれは実施されるだろう。
しかし、ことこの実写化については猛烈に反発したい。
断固として批判したい。
それは『かのかり』のストーリーとキャラクターにある。
あらすじを引用すると
たった一度の“レンタル”で、輝き出す“リアル”がある。
『彼女、お借りします(1)』(宮島 礼吏)|講談社コミックプラス (kodansha.co.jp)
都内在住のダメダメ大学生、木ノ下和也(20)。ある日、“ワケアリ”の超絶美少女、水原千鶴との出会いをキッカケに、彼の人生は大きく変わり始めて──!?
というもの。
端的に言えば「お金を払って彼女の振りをしてもらう主人公」と「お金を貰って彼女の振りをするヒロイン」の物語である。
そして主人公・木ノ下和也は20歳にして初めて出来た彼女に1ヶ月で振られる童貞。
モテない童貞大学生である。
はっきり言ってイケメンキャラではない。
そんなキャラをジャニーズ、それもどこからどう見たってイケメンな大西流星が演じるというのだ。
生まれ持ってのイケメン臭がこれでもかというほどに漂っている。
ミスキャスティングもいいところである。
そしてこれはTwitterからの受け売りであるが
正に正論以外の何物でもない。
ここで一つ言っておきたいのは、私は決して「実写化反対原理主義者」ではないということである。
原作ファンとして好ましく感じる、というか実写のファンになってしまった作品だって沢山ある。
最近で言えば、『今どきの若いモンは』はすこぶる良かった。
尤もWOWOWでの放送のため、Youtubeで無料公開されていたものしか見られていないのだが、
それでも、だってもう、課長がかちょおおおおお!!なんだもん。
好きにならないわけないじゃん。
あるいは、少し前になるが『二度めの夏、二度と会えない君』。
タイムリープ×青春の感動作である。傑作である。
しかし一方でアニメ化はされていない。
しかしなんと、発売から2年経って実写映画化されたのである。
たとえ実写であっても映像が見られるだけで嬉しかった。
そのため、前売り券を書い、映画館に見に行った。
しかし残念ながら、私には映画はそれほど良い出来には思えなかった。
一方で私はそれでもとても嬉しかった。
何故ならば、実写化によってこの素晴らしい原作に興味を持ち、読んでくれる人が増えるからである。
『かのかり』の著者、宮島礼吏先生も実写化にあたり発表したコメントで述べられている。
漫画を読んで下さい。と
実写化において最大のメリットは、原作本を読んで貰える可能性が高まることであると思う。
その点においては、たとえ強固で原理主義的な原作ファンであろうとも、否定はできまい。
しかし、ここにおいて重要なのは、
原理主義的な原作ファンではない私としても、到底この実写化は受け入れられないということである。
前述のように、主演ジャニーズはどこからどう考えたって無理がある。無理しかない。
原作を読んで貰える可能性?
累計1000万部突破してんだから、もう十分だろ。
ここまで無理のあるキャスティングは作品を貶めているように感じずにはいられない。
「完成したドラマを見ていないのにごちゃごちゃ言うな」という批判は甘んじて受け入れる。
しかし、私にはどうしても受け入れられない。
今回の実写化はジャニーズを売り出す為だけにコンテンツを消費してはいないか?
作品はお金を稼ぐためのものであったとしても、超えてはならない一線があると私は思う。
※以下、2022年7月2日追記
筆舌に尽くしがたいとは、まさにこのことを言うのだろう。
ない。これはないわ。まじで。
ひどすぎる。
※以下、2022年7月4日追記
昨日というか今日、遂にドラマを見た。
ばあちゃんは良かった。
ただやはり和也がどうしても無理だった。
結局最後まで耐えきれずに切った。
私がかのかり実写を目にすることはもう二度とないだろう。。。
dorasyo329
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