【書評・紹介】『DASH村開拓記 自分たちの村をつくって日本地図にのせよう!!』

2022年8月19日SDGs・持続可能な社会を考える上で読んでおきたい本,教養書,農学三瓶明雄,福島

在りし日のDASH村の姿が唯一見られる本
葛尾村でまた新たな米作りが始まった今だからこそ読んでおきたい一冊

読みやすさ
電子書籍 無し
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あらすじ

日本テレビ系で放送中の「THE鉄腕DASH」の中で、自分たちの村をつくり、地図にのせようという計画が進行中。土づくり、炭づくり、水田づくり、日本伝統家屋の再生など、開拓の様子を紹介する。

DASH村開拓記―自分たちの村をつくって日本地図にのせよう!! (東京ニュースMOOK) | |本 | 通販 (amazon.co.jp)

書評

DASH村
鉄腕DASHを見たことがある方はもちろんご存知でしょう。
日本テレビで放送されている『ザ!鉄腕!DASH!!』の企画の1つです。

それは、新たに村を作り、その名前を国土地理院の地図に載せようというもの。
そこから、野菜を育てたり、動物を育てたりするように。
TOKIOの本業は「農家」であると言われるようになったきっかけです。

しかし、2011年の東日本大震災によってDASH村は被災し、また帰宅困難区域に設定され立ち入りが困難に。
その後「出張DASH村」を経て、現在はDASH村の内容の1つである米作りを葛尾村で行っている状況。

本書はそのDASH村の在りし日の姿、そして開拓の様子を収録したムック本です。
2000年の入植から、2002年の2度目の田植えまで。
TOKIOが農家になる過程が収録されています。

家の補修から、初めての野菜作り、そして全滅。
害獣との戦いに、水田作りに、いもち病との戦い。
失敗もありながら開拓を進めていくTOKIO達。
本当に最初からの開拓だったのだということが改めてわかります。

そして今の鉄腕DASHでTOKIOが若者たちに教えていることは、ここで明雄さんを始めとする人達に教わったことなんだということが再確認できます。

DASH村は皆さんご存知の通り、DVDなどのものはありません。
あるのは、HPに載せてある日記くらいなもの。
最近になって見逃し配信が始まったものの、過去の放送を見返す手段は録画くらいなもの。

そんな中で唯一、初期のDASH村の様子が見られる本が本書です。

DASH村が始まった2000年から今に至るまで。
東日本大震災もそうですし、TOKIOにも色々なことがありました。
それでも鉄腕DASHは今も変わらず続いていますし、TOKIOも会社を興すなどまだまだ挑戦をやめていません。

そして何より、TOKIOがまた次の世代へと知識や技術を受け継ごうとしています。
そんな今だからこそ、本書を読む意味が、価値があると私は思います。

本書は前述の開拓の様子の他にも、DASH村で実際に作っていた料理のレシピ。
うどんや漬物、納豆、豆腐などのつくり方も収録されています。

また、ムック本ですから写真もたくさん。
福島DASH村の豊かな自然、癒される動物達の姿、そして開拓に励むTOKIO。

在りし日のDASH村を振り返る一冊。
再販されることはもう恐らく無いでしょう。
出回っている中古品、そしていくつかの図書館に所蔵されている本だけが現状読めるものです。

つまり、読むなら今しかないということ。
是非お読みください!

書籍

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自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ三段。