【書評・紹介】『終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか? #05』 枯野瑛

2024年8月5日小説,ダークファンタジー,ポスト・アポカリプス,ハイファンタジー,続きが気になって夜も眠れなくなる物語,終末もの(小説),バトル・アクション,ファンタジー,ライトノベル枯野瑛,ue

2番浮遊島に何があったのか。ネフレン達は今どうしているのか。
物語の舞台が整うまで後少し。

著者:枯野瑛
イラスト:ue

ストーリー
描写
キャラクター
続きが気になる度
独自性
電子書籍 有り
他のメディア展開 コミック
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あらすじ

アニメで話題騒然!! 涙と希望を受け継いだ、次代妖精による第2部!
その日、2番浮遊島は完全に沈黙した。

遺跡兵装(ダグウェポン)モウルネンの真実を知るべく、護翼軍司令本部に忍び込んだ元四位武官フェオドール。
彼の前に立ちはだかったのは、かつての妖精兵ノフト・カロ・オラシオンだった。
昏倒して目覚めない堕鬼種(インプ)を前に、自分の存在がある限り、彼は永遠に救われないのだと知るラキシュ。
「わかってるんでしょう? あなたがそばにいるだけで、あの子は死に近づいていく」
別れを告げた妖精兵の思考を埋めるのは数多の言葉の断片――あの夜の記憶。

「終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05」 枯野 瑛[角川スニーカー文庫] – KADOKAWA

受賞歴

第53回 星雲賞 ノミネート

書評

竚む2人。
ノフトとラーントルク。

後輩達がその命を燃やそうとしている中、2人の先輩は……?

すかもか第5巻です。

マゴメダリを巡るあれこれが描かれた第4巻。
ラキシュフェオドールの眼の力について明かされた第4巻。
いろいろなことが明らかになりそうで、まだ明らかにならなかった第4巻。

第5巻はその続き。

まず明らかになるのは

3年前に起きたこと

すかすか5巻で描かれたある種の希望とも呼べる展開。

大賢者が妖精と出会い、
エルクカーマインレイクが浮遊大陸群でイーボンキャンドルと再会し、
ヴィレムがその命を使って妖精の居場所を作り、
ネフレンがそんな彼の傍にいる。

しかし、5年の月日が経ち、事態は好転するどころか悪化の一方。

すかすか5巻から5年、ネフレンは?大賢者は?神々は?
今どうしているの?

本巻の第1章は、
『はじまりの話』- unknown beast –

すかすか5巻の後、ネフレン達に起きたことが明かされます。

そんなすかもか5巻、1つ目のオススメポイントは、

フェオドールと3人の少女

ティアットマルゴ(スパーダ)、ラキシュ

お互いがお互いを大嫌いと言い合い邪魔をしあう、ラキシュフェオドール
お互いがお互いに合わせる顔がないと言い、とても近くにいながらも遠くにいるマルゴフェオドール
眼の力によって結ばれ、瞳の力によって引き離されようとしているラキシュフェオドール

因果は巡ります。

なんと言いましょうか。

3年前になにがあったのかも、フェオドールと少女達の関係も、オデットの暗躍も、
因果って残酷だなあと。

終末を描く作品だとわかってはいながらも、かなり心にくる。

すかすか5巻で描かれた一縷の望み。
あれから5年でどうしてこんなことに。

もし今、ヴィレムクトリがいたら。

いろいろなことに思いを馳せさせられ、考えさせられる。
そんな第5巻です。

是非お読み下さい!

文庫本

電子書籍

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自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ三段。