【書評・紹介】『面白くて眠れなくなる天文学』 縣秀彦
なぜ宇宙は暗いのか
太陽系の果てはどこにあるのか
面白くて眠れなくなるかもしれない天文学のおはなし
装画:山下以登
| 読みやすさ | |
| わかりやすさ | |
| 眠れなくなる度 | |
| 専門性 | やや低い |
| 電子書籍 | 有り |
あらすじ
累計50万部を超える人気シリーズ! 思わず徹夜してしまう、エキサイティングな天文学のはなし。
面白くて眠れなくなる天文学 | 縣秀彦著 | 書籍 | PHP研究所
天文学は、古来より音楽や数学と並んで最も古い学問の一つといわれます。本書では、古代の人が星をコミュニケーションツールとして使っていた時代のはなしから、月や太陽など身近な天体の不思議、アストロバイオロジーによる最新の宇宙論まで魅力たっぷりに伝えます。
○本書の目次より/流れ星を見る方法/月にも山脈や海がある!?/無数の星があるのになぜ夜空は暗い?/火星に生命は存在する?/見られると縁起がいい星!?/地球に天体が衝突するとき/オーロラがきれいに見えるのはいつ?/織り姫と彦星はデートできない!?/「宇宙の一番星」を発見せよ/ダークエネルギーの謎/星座はいつ、どこで作られた?/ブラックホールに重さがある!?/重力波で宇宙誕生のひみつに迫る/第二の地球を探す「宇宙人方程式」/宇宙の時間と人間の時間…
書評
面白くて眠れなくなるシリーズ。
今回は天文学です。
天文学。
物凄く簡単に言ってしまえば、お星さまの学問。
みなさんも一度は興味を持ったことがあるのではないでしょうか。
空に浮かぶ星に思いを馳せたことが。
改めて、天文学とは
日本ではかつては星学とも。天体や宇宙を研究する科学。バビロニア,エジプト,インド,中国に発生した最古の科学で,古代には暦法,中世には占星術,ルネサンス期には航海術と結びついて発達。近代天文学はコペルニクスの地動説の確立に始まり,17世紀初めの望遠鏡の発明,17世紀末のニュートン力学の確立,19世紀末の分光学等の発達により飛躍的に発展した。20世紀に入り宇宙からの電波を対象とした電波天文学が発達,また相対論・原子物理学に基づく恒星進化論・宇宙論等が展開されている。
天文学とは – コトバンク (kotobank.jp)
本書ではこのうち、主に地動説以後の天文学を扱っています。
たとえば、言われてみれば難しいこういう問い。
オルバースのパラドックスとも呼ばれるこの疑問。
答え、わかりますか?
宇宙には無数の星がある。
夜空のどこであっても必ず星がある。
それなのに何故夜空は明るくないのか。
本書では夜空を森に例えます。
「森の奥深くに入って周りを見たときに、木と木の間を埋め尽くすように遠くの木が見えるため、森の外側の様子がまったく見えなくなるようなもの」。
星の明るさは距離の二乗に反比例する(遠くなればなるほど暗くなる)から
という答えを思いつかれた方。
ざんねん。
地球から遠ざかれば遠ざかるほど星の一つの明るさは暗くなりますが、遠ざかれば遠ざかるほど星の数も増えていくので、夜空は明るいはずです。
では、答えは何なのか。
それは本書をお読みください。
このような問いなどを元に29個の天文に関する話が綴られています。
太陽の寿命の話から、宇宙人とコンタクトを取るにはと言ったSFチックな話まで。
眠れなくなるかはともかくとして、天文学という学問が更に身近に感じられる本であると思います。
人によっては、面白くて眠れなくなるかもしれない天文学の本。
是非お読みください!
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