【書評・紹介】『魔法科高校の劣等生 3 九校戦編<上>』 佐島勤
次の舞台は生徒たちが魔法を競う九校戦
達也の魔工師としての活躍を描いた第3巻!
既刊のネタバレを含みます。
第1巻はこちら。
| ストーリー | |
| 描写 | |
| キャラクター | |
| 独自性 | |
| 電子書籍 | 有り |
| 他のメディア展開 | コミック、TVアニメ、アニメ映画、ゲーム |
あらすじ
達也が調整したCADを手に、第一高校生徒による圧勝劇の幕が開く――!
「魔法科高校の劣等生(3) 九校戦編<上>」 石田 可奈[電撃文庫] – KADOKAWA
『九校戦』。そこでは毎年、全国から魔法科高校生たちが集い、熾烈な魔法勝負を繰り広げていた。
七月中旬。第一高校でも、将来の魔法師候補たちによる優れた選手団が組織されていた。遠征メンバーには、新人戦に参加する司波深雪と、その兄・達也の姿もあった。
競技に向け決意を新たにする深雪だが、一方で達也の表情は晴れず……。
『九校戦』で勝利を掴むためには、選手の運動能力の他に、もう一つ重要なファクターがある。それは、選手たちが持つCAD《術式補助演算機》の調整。
――魔法の苦手な司波達也が、魔法の代わりに得意とする分野。達也によって調整されたCADを手に、第一高校生徒による華麗なる圧勝劇、その幕が開く。
受賞歴
このライトノベルがすごい! 2020 2010年代総合ランキング 第8位
書評
シリーズ累計発行部数は2200万部突破の大人気シリーズ第3巻です。
一校に入学して、風紀委員になり、ブランシュ事件を解決しやっと入学編が終わった第2巻。
第3巻は入学式の後はといえばのあのイベント。
そう、体育祭(運動会)!
と言っても学校単位でやるものではなく、国立九校の生徒が魔法を競う場
「全国魔法科高校親善魔法競技大会」
3,4巻で描かれるのはこの略称「九校戦」のあらましです。
そんな3巻、1つ目の注目ポイントは、
何もかもが規格外な二科生、司波達也。
もう1つどころかそれはそれは沢山の顔を持っていることはもう1,2巻でおわかりだと思いますが、
この3,4巻で注目されるのは「魔工師」としての達也。
「九校戦」は生徒が魔法を競い合う大会。
当然CADも必要不可欠。
その整備技能を持っていることが知られている以上、放って置かれるはずもなく。。。
そんな魔工師としての達也の思ってもみない顔まで見られるのがこの3巻です。
そして他にも達也について色々と明らかに。
それこそ、達也という存在はいかにして生まれたのかなど、なんとなく示唆されつつも明かされていなかった達也という人物について迫っていきます。
そして、2つ目の注目ポイントは、
と言っても深雪はもうその本性が十二分に描かれているので他の家族について。
入学祝いの電話を深雪にだけかけてきた父親。
そして「四」のつくあの家。
段々と達也のルーツが明らかにされていきます。
そして、3つ目の注目ポイントは、
1,2巻で描かれた主要キャラクターたち
司波達也、深雪 兄妹
クラスメイトの
レオ、エリカ、美月、ほのか、雫
生徒会関連の
真由美、摩利、克人、鈴音、あずさ、服部
この一高メンバーにキャラがさらに加わります。
登場キャラに矢印が増えていくのは読んでいて楽しいです。
そして、このタイミングで加わるということはこの九校戦において……?
加えて今まで描かれてこなかった物語に必要不可欠なキャラクターもついに登場。
そう!ライバル!
森崎?服部?
一方的に負けた彼らをライバルと呼ぶのはいかがなものでしょう?
あの最早チートと呼ぶに相応しい達也の相手になりそうな雰囲気を持った新キャラ。
お見逃しなく。
この3巻は1,2巻同様4巻とセットで上下巻を構成しています。
ただ、同じ上巻である1巻と比べると、
3巻の方がやや1つの巻単体で見た時の起承転結の「転結」が物足りないかなと。
故に3巻を読み終わった後は間髪入れず、4巻を読むことをおすすめします。
テレビアニメ化もされた累計発行部数2200万部突破の大人気シリーズ第3巻。
是非お読みください!
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