【書評・紹介】『おんなのこのひみつ 餡ねここ作品集』 餡ねここ
おんなのこには だれだって ひみつがあるの
ひみつを抱えた4人のおんなのこを描いた連作恋愛コミック
| ストーリー | |
| 絵 | |
| キャラクター | |
| 温かさ | |
| ニヤニヤ度 | |
| 電子書籍 | 有り |
あらすじ
おねがい。見ないで。
「おんなのこのひみつ 餡ねここ作品集」 餡ねここ[コミックエッセイ(その他)] – KADOKAWA
すっぴんを見られたくない女の子。元カレに強がっちゃう女の子。男の子が迎えにくるのを実は待ってる女の子、ほんとうの自分を見られちゃいけないって思っている女の子。
複雑で、めんどくさくて、いとおしい――おんなのこたちのひみつをめぐる、連作オムニバス。
書評
おんなのこには
だれだって
ひみつがあるの
4人のおんなのこが抱える秘密を描いた4つのお話からなる短編集です。
すっぴんはひみつ
振られる度に男友達のもとに飲みに行く女の子。
振られる理由は「お泊りデート拒否」だから。
つまり、すっぴんを見られたくない。
でも、男友達のところには普通に泊まっていく(もちろん何も起こらない)。
そして、本人は気づいていないが、男友達はその子のことが好き。
というお話。
読んでいて「本当に大切は物は目に見えない」という言葉を思い出しました。
すっぴんという見た目のこともそうですし、実はずっと近くにいた大切な存在という意味でも。
元カノのひみつ
高校時代に付き合っていた彼氏と彼女。
しかし、色々あって別れることに。
3年後、お互いに大学デビューしていたところで再会。
そして、お互いのことがまだ好きだったり。。。
別れた理由、後悔、踏み出す勇気。
初々しいカップル、大好物です!
ひきこもり女子のひみつ
学校に行けないひきこもりの少女と毎日毎日少女の元へ通って学校へ行くよう促す少年のお話。
4つのお話の中ではちょっと評価低め。
いかんせん短すぎて、なんというかすごく表面的な感じで終わってしまっていて
何がどうなっているのか読者の解釈に委ねてくれているといえば聞こえは良いけれど
もうちょっとページ数使って描写してほしかったなあという。
私自身が元引きこもりということもあるんですけど、
やっぱり、引きこもったきっかけ(幼少期、ふたりの出会いを描いた5話を読んだ上で)
そして男の子の方の行動原理。
前者はまだ類推できるとしても、後者は一体なんなんだろうっていう。
幼少期から恋愛感情があったのか。
それとも、1話で描かれたキャラクター性に由来するものなのか。
であるとすれば、その行動原理が好意に変わったのはなぜなのか。
あるいはそもそも、男の子の方から矢印は伸びていなかったのか(デートという言葉の意味)
5話がなければ、
「引きこもりの女の子」と「連れ出したい男の子」(というキャラクター性が前提にある)話
として読めたのですが、
5話があるのならば、前述の何故?も描いてほしかったなあという。
独自性という点でも、小野小町の伝説『百夜通い』であったり、そうじゃなくともひきこもりの少女の元に通う男子を描いた作品というのは他にもあるわけで
じゃあこの作品のオリジナリティって一体?
など色々と個人的には首をひねる作品でした。
みーみちゃんのひみつ
猫耳をつけてお酒を出すお店(ガールズバー)で働くみーみちゃん。
とっても優しい子で大人気。
でも本人の本性は……?
優しさって包み込んでくれるような暖かさといったイメージがあるけれど、
それだけじゃないよね
というお話。
総評
「ひみつ」をキーワードとした4つのお話。
おんなのこのひみつを知って、おとこのこはどうするのか。
餡ねここ先生の優しい絵柄がストーリーととてもマッチしていて最高です。
しかしやっぱり『ひきこもり女子のひみつ』の短さ、完成度が気になってしまう。
そこだけが個人的にとても惜しかった点です。
おんなのこのひみつを描いた連作短編集。
是非お読みください!
単行本
電子書籍
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