【書評・紹介】『魔法科高校の劣等生 15 古都内乱編〈下〉』 佐島勤

2024年8月5日小説,NL(HL、異性愛),高校生(青春),SF小説,高校生(恋愛),このライトノベルがすごい!,禁断の恋,青春小説,バトル・アクション,ライトノベル,恋愛小説テレビアニメ,小説家になろう,佐島勤,石田可奈

古都内乱編遂に完結
一条将輝も参戦し、周公瑾との最終決戦へ。

著者:佐島勤
イラスト:石田可奈

既刊のネタバレを含みます。
第1巻はこちら

ストーリー
描写
キャラクター
独自性
電子書籍 有り
他のメディア展開 コミック、TVアニメ、アニメ映画、ゲーム
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あらすじ

『クリムゾン・プリンス』一条将輝、ついに参戦!!
 二〇九六年、九月下旬。四葉家当主・四葉真夜による「横浜から逃亡した周公瑾の捕縛に関する協力依頼」を受けた司波兄妹は、京都で九島光宣と出会う。その光宣と共に周の捜索を行うも、手がかりは未だ掴めなかった。
 そんな折、七草家のボディガード・名倉の訃報が達也たちの許へ届く。弔い合戦として、周捜索に真由美も参戦、事態は動き出す。
 ついに周の潜伏先を突き止めた達也は、とある過去の強敵(ライバル)へと連絡を取り――。
『クリムゾン・プリンス』一条将輝、『四葉の最終兵器』司波達也が共闘!
 緊迫の《古都内乱編》、完結!

「魔法科高校の劣等生(15) 古都内乱編<下>」 佐島 勤[電撃文庫] – KADOKAWA

受賞歴

このライトノベルがすごい! 2020 2010年代総合ランキング 第8位

書評

シリーズ累計発行部数は2200万部突破の大人気シリーズ第15巻です。

周公瑾を追って奈良へと向かった達也たち。
名倉さんと周公瑾の戦いや真由美と達也の……が描かれた14巻。
古都内乱編、遂に完結です。

まずは表紙に何故かいる一条将輝。
あらすじにあるように彼も参戦してきます。
そして前巻に引き続いての登場となる光宣。

「一」と「四」と「九」の次代を担う若者3人が背中合わせに立つ。
格好いいです。

そんな15巻のオススメポイントは、

誇り

と言っておいてなんですが、この言葉が適切なのかどうかはわかりません。

ただ、古式魔法と現代魔法。
そして伝統派。

散々な言われようをしている伝統派ですが、彼らには彼らの思うところがある。
そのことがわかる物語です。

そしてもう一つは、名倉さんの誇り。
というより執念?
七草家に使えるエクストラ。

前巻で殺されてしまったわけですが、5巻から登場したもののあまり描かれてこなかった彼の人となりというかが少し垣間見える巻です。

そんな名倉さんの護衛対象だった

真由美

にも要注目。

14巻で摩利に指摘され、少しずつ変わっていきそうな関係性。
本巻でも真由美先輩の……な様子が見られます。

ただ、やっぱり消化不良感は否めません。
上下巻構成にして下巻がこれかあと。

端的に言えば、呆気ないなという。

6巻から登場し、黒幕として暗躍していた周公瑾。
名前が出てきているわかりやすい黒幕とのせっかくの決戦にしては……。
という感じでした。

加えて言えば一条を敢えてここで出す必然性。
あらすじにあるように、達也との共闘は胸熱です。

しかし、それを周公瑾との戦いで被せる必要あった?という。

どちらかと言えば達也との一騎打ち、
あるいは名倉さんの死に対する真由美の復讐戦、
14巻から登場した光宣達也の共闘
が読みたかったです。

確かに一条周公瑾には因縁があるとはいえ、ここに一条が入ってきたことが、
呆気ないと感じるラストにつながっているような気がしてならないです。

しかし、そんな不満も最後の3ページで消え失せます。
最後の3ページは必見です。
次巻への期待高まる15巻。
是非お読み下さい。

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