【書評・紹介】『魔法科高校の劣等生 29 追跡編<下>』 佐島勤

2023年3月3日小説,NL(HL、異性愛),高校生(青春),SF小説,高校生(恋愛),このライトノベルがすごい!,禁断の恋,青春小説,バトル・アクション,ライトノベル,恋愛小説テレビアニメ,小説家になろう,佐島勤,石田可奈

少しずつ光宣の元へと迫る達也
しかし、予想だにしない人物がその追跡に立ちはだかる

著者:佐島勤
イラスト:石田可奈

既刊のネタバレを含みます。
第1巻はこちら

ストーリー
描写
キャラクター
独自性
電子書籍 有り
他のメディア展開 コミック、TVアニメ、アニメ映画、ゲーム
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あらすじ

亡者を葬る新魔法炸裂! そして、達也とあの男が衝突!?
 二〇九七年、七月。達也は富士樹海に潜伏する光宣を追い、張り巡らされた結界『蹟兵八陣』を破る方法を思案していた。
 一方、USNA軍非合法魔法師暗殺者小隊『イリーガルMAP』が達也の暗殺に動き出す。その魔の手は彼の友人たちにも向けられることに――。
 さらに達也の前に立ち塞がる刺客・藤林長正。希代の忍術使いであり亡霊を操る強敵を前にして、ついに精神体をも消滅させる達也の新魔法『アストラル・ディスパージョン』が放たれる!!
 水波救出のため、猛進する達也。しかし彼の前に次は『あの男』が『最悪の敵』となって立ちはだかる――!?

「魔法科高校の劣等生(29) 追跡編<下>」 佐島 勤[電撃文庫] – KADOKAWA

受賞歴

このライトノベルがすごい! 2020 2010年代総合ランキング 第8位

書評

シリーズ累計発行部数は2200万部突破の大人気シリーズ第29巻です。

青木ケ原樹海の隠れ家に逃れた光宣と水波。
一方その頃、リーナが一高に編入。
加えて北では呂剛虎が千葉修次との戦いに敗れ。。。
というようなことがあった28巻。

29巻は更に達也による光宣の追跡が続きます。

焦点はいかにして光宣の魔法を打ち破るか。
「鬼門遁甲」、「蹟兵八陣」。
共に大陸由来の古式魔法。

これらの魔法を達也がどう攻略するのかが29巻のメインストーリーです。

加えて、達也の追跡を妨害する存在。

彼の前に次は『あの男』が『最悪の敵』となって立ちはだかる

「魔法科高校の劣等生(29) 追跡編<下>」 佐島 勤[電撃文庫] – KADOKAWA

誰でしょう?
まあでもここまで読んできていたらもうわかりますよね。
作中で恐らく最強の人物、真打遂に登場です。

また、達也の暗殺を企てる米軍とエリカ達の戦いも。

追跡編、完結です。
しかし、完結している感がない。
下巻なのに、物語が締められている感覚が全くというほどないです。

前半で攻略のための足場固め、後半で各所で発生する戦い。
ただそれを描いただけ。

『最悪の敵』との戦いは盛り上がりますが、
それでも全体的には盛り上がりに欠けたイメージ。
少なくともまた読み返したいと思うような巻ではないです。

唯一興味深い点は、達也が水波を追う理由。
28巻で八雲にも指摘された点。
本巻でも同様の問いがある人物から投げかけられます。

ここの描写は良いなと思いました。
20巻以上に渡って描かれてきたからこそ、その人物がその問いをする理由が伺える。
そして、言及される可能性。

長く続いてきたシリーズものであるからこそできる描写。
好きです。

魔法科高校の劣等生29巻。
是非お読みください。

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