【書評・紹介】『アチタが見える』 藤子・F・不二雄
娘のチコちゃんには予知能力があるらしい。
幼子の予知能力に翻弄される父親を描いたSF短編。
| ストーリー | |
| 絵 | |
| キャラクター | |
| 恐ろしさ | |
| オチ | |
| 電子書籍 | 有り |
あらすじ
娘のチコちゃんには予知能力があるらしい。
幼子の予知能力に翻弄される父親を描いたSF短編。
書評
藤子・F・不二雄先生によるSF短編の一作。
『わが子・スーパーマン』では、スーパーマンの息子に翻弄される父親が描かれましたが、
本作は予知能力をもった娘に翻弄される父親を描いた作品です。
ある日、チコちゃんは3本の傘をもってお父さんのお迎えに。
晴れている中です。
しかし、チコちゃんがバス停に着く頃には雨が降り始めており、
更にはお父さんの友人も一緒。
つまり、雨が降ることとお父さんの友達が来ることを予知していたのです。
そして、チコちゃんはそのお父さんの友人が事故にあうことを予知します。
戦戦恐恐とする友人。
一方で、偶然、子供の空想と信じないお父さん。
しかし。。。
最初、「予知能力をもった娘に翻弄される父親」と書きましたが、これはあまり正確ではありません。
どちらかというと、大人たちが勝手に翻弄されているイメージ。
まだ予知がどういうことかもわからない幼子の言うことを、大人たちが真に受けて右往左往しているというか。
重要な点は、チコちゃんに悪意がないことです。
予知がわかっていないのですから、悪意も何もありません。
ただ見たままを話しているだけ。
それによってお父さんが困るのなら助けようというだけ。
ただ、本作の残念なところは、
言わんとすることはわかるんです。
ただ、他の作品に比べてわかりにくいだけで。
あるいは、読者に解釈を委ねているとも取れるオチです。
ただ、個人的には明快なオチが欲しかったなあと。
もちろん説明的すぎるのもそれはそれで嫌なんですけど、本作を読んだ感想としては、
ただのわかりにくいオチになっているのか、
オチの解釈を読者に委ねようとしているのかがよくわからない。
あるいは意図的にそうすることで、何かを暗示しようとしているのか(深読みしすぎ感)。
幼い娘の予知能力に翻弄される父親が描いた作品。
是非お読みください!
単行本
以下、短編の一つとして収録。
電子書籍
以下、短編の一つとして収録。
dorasyo329
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