【書評・紹介】『ドジ田ドジ郎の幸運』 藤子・F・不二雄
信号はいつも赤信号。電車の椅子には座れない。挙句の果てに、よく轢かれる。
そんな不運な人生を送ってきた主人公に舞い込む幸運。
| ストーリー | |
| 絵 | |
| キャラクター | |
| 電子書籍 | 有り |
あらすじ
信号はいつも赤信号。電車の椅子には座れない。挙句の果てに、よく轢かれる。
そんな不運な人生を送ってきた主人公、ドジ田ドジ郎。
しかし、ある日ひょんなことから、宇宙合目的調整機構統計局均整課偶然係長を名乗るゴンスケと出会う。
彼曰く、ドジ田は悪運が強く、助けてくれたお礼に幸運にしてやるというが……。
書評
藤子・F・不二雄先生のSF短編の一作です。
今作はそこまでブラックではありません。
むしろ、ホワイト?
流れとしては、とにかく運がない主人公・ドジ田ドジ郎がある日ゴンスケを助け、ゴンスケ曰く、その御礼に
「バカツキニツカセルゾ」
と幸運にしてくれるという話。
はい、ゴンスケです。
芋ほりロボット。
『21エモン』では従業員、
『ウメ星デンカ』ではお手伝いロボット、
『ドラえもん』では鉄道の車掌に、囚人に、未来デパートの従業員に、ひみつ道具博物館の職員に。
多くの作品でレギュラー、もしくはバイプレーヤーとして度々登場しています。
そんな彼が本作では、「宇宙合目的調整機構統計局均整課偶然係長」として登場。
残念ながら芋は出てきませんが、主人公の人生を大きく左右する役割を担います。
さて、皆さんはついていますか?
運が良いですか?悪いですか?
ちなみに私は、自分では不運だと思っています。
でも、そもそも運ってなんなのでしょう。
例えば、宝くじが当たると幸運と言います。
ですが、10%の確率で300円は当たるわけです。
10枚買ったら、10枚とも当たったりしたら幸運でしょうが、
宝くじを無限に購入すれば、当選確率(300円なら10%)に収束していきます。
要は、大数の法則が成り立つわけです。
つまり、何が言いたいかというと、運は確率のゆらぎに過ぎないということ。
自分でどうこうすることなんて、できません。
ですが、主人公はゴンスケと出会うことで、幸運にしてもらうことができました。
今までのついていなかった人生とはもうおさらばです。
まるで、幸福量一定の法則。
人の一生において、幸運と不運は同量であるとする法則が働いているかのよう。
今までろくすっぽついていなかった人物が、ある日を境にバカヅキするようになったら?
是非お読みください!
単行本
以下、短編の一つとして収録。
電子書籍
以下、短編の一つとして収録。
dorasyo329
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