【書評・紹介】『換身』 藤子・F・不二雄
体を入れ替える薬によって暴力団の組長に無理やり体を乗っ取られてしまった男を描いたSF短編
| ストーリー | |
| 絵 | |
| キャラクター | |
| 電子書籍 | 有り |
あらすじ
体を入れ替える薬によって暴力団の組長に無理やり体を乗っ取られてしまった男。
そのことを知らない男の彼女。
平凡なカップルと暴力団組長。
体を入れ替える薬によって起こる大騒動。
書評
藤子・F・不二雄先生によるSF短編の一作。
なんと!黒くありません!
主人公は普通の青年。
海野五郎。
森山みどりと婚約中。
そんなある日、突然得体の知れない二人組に拉致されてしまう。
連れて行かれた先は怪しげな研究室。
そこにいたのはは暴力団組長と怪しげな科学者。
組長の新しい体として連れてきたと聞かされる五郎。
抵抗することもできず、五郎と組長の体は入れ替わってしまう。
五郎としての人生を歩み始めようとする組長。
元の体に戻りたい五郎。
そうとは知らないみどり。
そんな3人を描いた物語です。
入れ替わってしまう系作品は大ヒット作となった『君の名は。』を始め、それこそ枚挙にいとまがありませんが、本作は1972年発表。
比較的古い作品です。
そんな本作のテーマというかは、恐らく
好き。愛している。
でも、その対象は心と体を合わせた当人です。
これが揺らぐことは本来ありません。
しかし、本作は体が入れ替わってしまう物語。
体が変わっても心は同じ。
そんな相手をあなたは愛することができますか?
基本路線は、藤子・F・不二雄先生のSF短編としては比較的珍しく、ブラックじゃないコメディです。
しかし、その裏では上記の問いかけがなされている作品であると思いました。
加えて藤子・F・不二雄ファン的にたまらないのが、「魔土災炎」。
パーマンに登場するマッド・サイエンティストである魔土災炎。
本作が初登場作品です。
その役目はもちろん、体を入れ替える薬の開発。
登場シーンはとても少ないですが、藤子・F・不二雄先生的にはお気に入りだったのでしょうか。
体の入れ替わりを描いたSF短編。
是非お読みください!
単行本
以下、短編の一つとして収録。
電子書籍
以下、短編の一つとして収録。
dorasyo329
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