【書評・紹介】『きもちわるいから君がすき』 西畑けい
想いが交錯する百合
西畑けいが描く問題作!
| ストーリー | |
| 絵 | |
| キャラクター | |
| ニタニタ度 | |
| 独自性 | |
| 電子書籍 | 有り |
あらすじ
1話目から(いろんな意味で)話題沸騰のクソデカ感情百合漫画、ついにコミックス化! 親友である依子(よりこ)のことが好きな司(つかさ)は、今日も気持ちを隠して日常を送る。一方依子も司に対してトクベツな感情を持っているようで…?
きもちわるいから君がすき│漫画の殿堂・芳文社 (houbunsha.co.jp)
書評
まんがタイムきららで連載中の作品です。
作者は西畑けい先生。
もう表紙だけでわかります。
これは、やばい。
この子は、御影依子。
大事に持っているのは、藁人形。
もうわかりますよね。
タイトルにある「きもちわるい」の意味が。
そんな依子の本性を知らないまま片思い中なのが、飾磨司。
真面目な委員長タイプ。
ちょっと愛が重いかな?と思わなくはないくらいの程度でも、
本人は真面目だから、自分のことをおかしいのかなと思ったり。
ドジっ子で頼りなさげな依子のことを自分が守ってあげないとと思っています。
が、それは依子の演技。
そう演じることで、司を頼ることができる。
そうした関係性に固執している?ようにも見えるキャラクター。
藁人形を作ったり、
あとは
冬、親友のスプーンを舐める
きもちわるいから君がすき1 帯より
と帯に書いてあるくらい、控えめに言ってもやばい人。
少し愛が重いかなくらいの「好き」を依子に向ける司と
やばいとしか言いようがない「好き」を司に向ける依子の
百合。
いわば、両片思いと言えなくもないと思うのですが、
如何せん、二人の好きのベクトルが違っていて。
真面目だからこそ、自分のことをおかしいのかなと思ってしまう司と
傍から見ても明らかに、明らかにやべえ奴な依子。
この関係性が本当に良いです。
そして司は依子の本性を知らないわけで、それを知った時、司はどうするのかというのが恐らく本作の大きなテーマ。
また、タイトルの意味も気になります。
『きもちわるいから君がすき』
「から」とは何なのか。
用法としては、理由・原因・動機・根拠のはず。
では、「君」とは……?
・(自分自身が)きもちわるいから、(私は)きみがすき
・(あなたが)きもちわるいから、(私は)きみがすき
のどちらなのか。あるいは別の意味合いがあるのか。
そんな本作のオススメポイントは
1話目は、まあそうなるよねといった感じですが。
2話目は、現代の技術。。。
3話目は、しゅごい。。。
4話目は、まじか。。。
6話目は、この人天才。
7話目は、嘘でしょ……、そこまで……。
8話目は、西宮ちゃんに共感の嵐。
9話目は、昔は今ほどひどくなかったんだ、いやこれも十分……?
10・11話目は、重いて、重いて。
自分の想像が甘かったです。
この感情はすごいです。
「トクベツな感情」なんて甘いものじゃないです。
でも、不思議と、読んでいるうちに。。。
本作では評価項目に「ニタニタ度」を入れました。
最初は「ニヤニヤ度」だったのですが、
いや、これはニヤニヤなんて生易しいものじゃないな。
ニタニタだなと。
カバー裏とか見て下さい。すごいですほんと。
表紙イラストも、最初は藁人形にだけ目が行きますが、読み終わってから見返すと、そういうことか!ってなります。
依子、すごいです。
思えば依子の名前もそこから来てるんでしょうか。
「依」の意味は、頼る、よりどころにする。
良い意味で問題作であると思います。
きもちわるいから君がすき
是非お読み下さい!
単行本
電子書籍
dorasyo329
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