【書評・紹介】『恋文 山本崇一朗短編集』 山本崇一朗
『からかい上手の高木さん』で知られる山本崇一朗、初の短編集!
あの作品の元となった読み切りも。
※評価は各短編の平均値です。
| ストーリー | |
| 絵 | |
| キャラクター | |
| 独自性 | |
| 電子書籍 | 有り |
あらすじ
当代きってのヒロインたちが大集結!
恋文-山本崇一朗短編集- 山本 崇一朗(著/文) – 小学館 | 版元ドットコム (hanmoto.com)
累計300万部突破の大人気ラブコメ
「からかい上手の高木さん」。
著者・山本崇一朗の短編集がついに登場!
ゲッサン他で発表したヒロインたちを集めた「恋文」
未公開作品を含む秘蔵の読切を集めた「ロマンチック」
2冊同時発売!!
書評
『からかい上手の高木さん』でおなじみ。
山本崇一朗先生、初の短編集です!
全部で7作品が収録されています。
中にはどこかで見たことあるような話も……?
恋文
ページ数は24ページ。
山本崇一朗先生、デビュー作!!!
片想い中の女の子に屋上へ呼び出され、渡されたラブレター。
「同じクラスの中井君に渡しといてほしいんだけど。」という言葉と共に。
中学生?の恋文を巡る甘酸っぱい物語。
最高です。
そして、カンの良い方はお気づきになられたでしょう。
「中井君」→→→「中井くん」
『からかい上手の高木さん』に出てくる中井くんにそっくりな男子が登場します。
そして、表紙に描かれている主人公とヒロインの姿もどこか……?
もちろんストーリーやキャラの性格は全く違うのですが、
どこか『からかい上手の高木さん』を感じさせる。
そんな短編です。
まちにまったおとなりさん
ページ数は32ページ。
おとなりに女の子が越してきた。
しかし、異常に力持ちだったり、歯が全て犬歯で牙のようだったり。。。
彼女は人間ではないのでは……?
怖がる少年とその少年を追いかける凶暴な少女。
しかし、そこには秘密があって。。。
『ふだつきのキョーコちゃん』のプロトタイプ的なやつです。
まちにまったおとなりさん あとがきより
はじめて見た目や性格を好み全開でやった気がします。
描いていて楽しかったです。
『ふだつきのキョーコちゃん』は未読なのですが、そのプロトタイプのようです。
私的にはあまり好みではなかったのですが、みなさんはいかがでしょう?
ネコのオッサン
ページ数は26ページ。
第69回小学館新人コミック大賞佳作作品なのですが、
はっきり言って問題作。
好きな女子がいる主人公。
でも、中々一歩を踏み出せない。
そんな折、家族が猫を拾ってきたのだが、
なんとその猫はオッサンだった!
一人の少女を巡る
他の人からは猫にしか見えないオッサンと中学生男子の物語。
ラブコメ……?では無い気がします。
恋愛要素のあるギャグ漫画的な?
なんにせよ、めっちゃ笑えます!
ササに願いを★
ページ数は9ページ。
はっきり言います。
よくわかりません。
今まで読んだ漫画の中で一番の低評価作です。
と思ったらあとがきで
「いきなり100話目」を描くって企画に参加せてもらった時のです。
ササに願いを★ あとがきより
うん、書いてくれなきゃわかりません。
そして、いきなり100話目読んでも何が何だかわかるわけがありません。
世界観、表紙、細かな描き込みは気になりましたが
如何せんストーリーが結局わからないので、なんとも言えない作品でした。
怪獣のトカゲ
ページ数は25ページ。
山で出会った言葉を話す怪獣(人形のトカゲ?)。
行くところもないようで、家に連れて変えることに。
姉妹と怪獣の愉快な暮らしが始まる!的なおはなし。
この作品から始まったであろう同名作品『怪獣のトカゲ』が
原案:山本崇一朗、漫画:福地カミオで3巻まで出ています。
松本エーコは普通の子
ページ数は25ページ。
主人公・松本エーコ。
成績普通、身長普通、運動神経普通、周りからの評価普通。
普通の女の子。
でも片想い中の相手が、「ないない、松本って普通じゃん」と言っているところを聞いてしまう。
そしてエーコは普通じゃなくなるために一念発起。
実はエーコにはとある秘密があって……?
オチ含め、恋に振り回される女の子感が最高な一作。
普通の女の子は可愛いです。
みならいウィッチ
ページ数は35ページ。
ある日、家に見習い魔女が訪ねてきた。
魔女の掟に従い独り立ちをすることになったので、メイドとして雇って欲しい、と。
追い払おうと思ったら姉(どこかで見覚えあるような)が招き入れてしまう。
仕方なく色々やらせてみるも、何もかもがうまくいかず。。。
13歳のポンコツ魔法使いと魔法使いに振り回される少女を描いた短編。
端的に言えば友情もの?
できればいつか続きが読みたい作品です。
総評
『ササに願いを★』以外は面白い短編、読み切りです。
恋愛が絡むもの、絡まないもの
山本先生の持ち味が遺憾なく発揮されていると読んでいて思いました。
個人的に続きが読みたいと思った作品もちらほらと。
『からかい上手の高木さん』、『くノ一ツバキの胸の内』、『それでも歩は寄せてくる』を読みながら、その合間に読むのはいかがでしょうか。
ただ、『高木さん』などの他作品を読んだ上で、それらと似たものを求めて読むと
違うコレジャナイ、ってなると思います。
あくまで、恋愛に限らない山本崇一朗先生の短編集です。
山本崇一朗による初の短編集。
是非お読み下さい!
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dorasyo329
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