【書評・紹介】『おれ、夕子』 藤子・F・不二雄
クラスメートの夕子が死んでから周囲で起こる怪事件
その裏にあった真相とは?
藤子・F・不二雄の描く短編SFミステリー
| ストーリー | |
| 絵 | |
| キャラクター | |
| 感動度 | |
| 電子書籍 | 有り |
| 他のメディア展開 | テレビドラマ |
あらすじ
クラスメートの夕子が死んだ。
葬式の翌々日、夕子の父から会いたいと電話がかかってきた。
夕子の日記によると、夕子は俺のことが好きだったらしい。
そしてそれからというもの、周囲で怪事件、不思議な出来事が起こるようになった。
書評
藤子・F・不二雄先生のSF短編の一作。
『おれ、夕子』です。
夕子は主人公のクラスメートです。
しかし、亡くなりました。
葬式にも行きました。
では、タイトルの『おれ、夕子』とはどういうことなのか。
私はあなた、あなたは私?
それとも私とあなた?
夕子は可愛らしい女の子。
生前つけていた日記によると、主人公のことが好きだったらしい。
夕子の父親がそう証言しています。
夕子の父親は変わった人物です。
仕事もせずぶらぶらしている、得体のしれない男。
昔は、大学の研究室で将来を期待されていたらしい。
そして、俺。
主人公ですが、さしたる特徴はありません。
メガネをかけているくらい?
どこにでもいる普通の中学生。
本作は、SF漫画です。
それでいてミステリーでもあります。
普通の漫画とは違い、コマの外に特徴的な地の文を書いているところなど、とても雰囲気があります。
物語の焦点を明確にするとともに、読者をミステリーへと引き込んでいく。
本作の良いところは、やはり怪事件の真相。
思ってもみない結末。
そして、それを作り出すためのSF。
本作は「すこしふしぎ」でもあり、「サイエンス・フィクション」でもあります。
はっきり言って、傑作です。
短編漫画でここまで読者を物語の世界に引きずり込む作品はないでしょう。
起承転結もしっかりとしていて読みやすいですし、その余韻を感じさせる最後の一コマがまた。。。
藤子・F・不二雄が描いた短編SFミステリー。
是非、お読みください!
単行本
以下、短編の一つとして収録。
電子書籍
以下、短編の一つとして収録。
dorasyo329
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