【書評・紹介】『オシバナ! 1』 志摩時緒

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学校の王子様な女子とそんな彼女を推す男子生徒の恋愛漫画!

オシバナ! 1巻の表紙

著者:志摩時緒

ストーリー
キャラクター
独自性
電子書籍 有り
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あらすじ

押田紗和は学園きってのトップアイドル。女生徒達からの熱い視線を一身に浴びてさらに煌めく気高き美少女……ですが!?「推し」から始まるラブコメディ第1巻!

オシバナ!(1) 志摩時緒 | コミック | 光文社 (kobunsha.com)

書評

志摩時緒先生による恋愛漫画です。

が、ラブコメ感は薄いです。

というのも、あらすじにあるようにこの漫画の女の子は「推し」。
押田紗和は、女子生徒達に推される王子様。

そんな王子様を推す珍しい男子・大田くん。

そんな大田くんのことが気になる紗和さま。
というストーリー。

要は、アイドルがファンを好きになっちゃった的な。

そして大田くんは、リア恋ヲタクではないという。
推しに対する好意と恋愛感情は別物タイプなヲタク。

学校のかっこ良い王子様アイドルとそのファンの物語。

その上で、ラブコメっぽくないと感じる訳は

・アイドルとファンであって、同級生じゃない
・アイドルとファンだから、言葉を交わす機会が少ない
・推しに対する好意と恋愛感情は同じなのか違うのか?という問い

あたりかなと。

まず、推す側と推される側だから、関係性が対等じゃないっていう。
同級生や先輩後輩に接する態度じゃないんです。
このことで、高校を舞台にしてはいるけれど、学園モノっぽくない感じです。

加えて、同級生なのにアイドルとファンだから、そもそも言葉を交わす機会が少ない。
二人が言葉を直接交わさず、お互いがお互いの知人・友人に話していくことで、物語が進展していくイメージ。

そして最終的に行き着くのが、
推しに対する感情と恋愛感情の違い。

ラブコメというより、なんというか、恋愛小説的な?
読んでいてそんな風に感じる作品でした。

1巻はまだまだ序章で、これから物語が始まっていくという感じでしたが、
2巻以降で、推しに対する想いの変化とか、
普段は格好良い紗和さまのギャップのある一面を知ってとか、
紗和さまは大田くんが好きということを知った他の女子ファンはどう思うのかとか、
そもそも所謂普通の高校生活を送ることができない紗和さま本人は本当の本当にそれで良いのかとか。
これからが非常に楽しみな一冊でした。

是非お読みください!

単行本

電子書籍

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自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ三段。