【書評・紹介】『となりのバカと続く嘘』 あむぱか

2024年8月5日漫画,高校生(青春),恋のライバルなんて必要ない! 二人の関係性だけで描かれ敗者が存在しない恋の物語,青年漫画,高校生(恋愛),単巻完結,幼馴染,もしかしたら今どこかで本当に紡がれているかもしれない恋の物語,コメディ漫画,青春漫画,恋愛漫画あむぱか

「定期的に異性の唾液を摂取しないと死んでしまう病気なの」
そう嘘をついて気がつけば高校生に。
ある意味、恋人よりも進んだ関係の幼馴染を描いたラブコメディ!

著者:あむぱか

ストーリー
キャラクター
ラブコメ度
ニヤニヤ度
独自性
電子書籍 有り
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あらすじ

「私は定期的に異性の唾液を摂取しないと死んでしまう病気なの」
5年前、咄嗟に嘘をついてしまってから、幼馴染の大志にキスをしてもらうのが日課になっている女子高生・悠里。嘘がバレる前に謝って本当の気持ちを伝えたいけど、この関係が壊れてしまうのが怖くて今日もまた…。
これは1つの嘘から始まった、大胆で不器用な恋の物語。

となりのバカと続く嘘|コミック|竹書房 -TAKESHOBO-

書評

定期的に異性の唾液を摂取しないと死んでしまう。
そんな病気あってたまるか!

ぶっ飛んだ設定が特徴的な幼馴染ラブコメディです。

悠里は幼馴染の大志のことが大好き。
小学5年生のある日、大志の部屋に行ったら、大志が寝ていて……。
思わずキスをしてしまう!(なんでやねん)

そしたら、大志が起きてしまって。
咄嗟についた嘘がバレずにはや5年……。

という物語。

なお、大志はとっくに嘘だと気づいています(当然)。

告白も何もかもをすっ飛ばして、毎日毎日キスをする関係になってしまった幼馴染。
早く嘘だと言わなきゃいけない。
でも、嘘だと知ったら怒るかもしれない。
元の関係に戻れないかもしれない。

一方の大志もいい加減、この歪な関係をやめにしたい。
でも、気づいていたのに黙ってきたのに、今更気づいていたなんて言いにくい。

そんな想いが交錯するラブコメです。

そんな本作のオススメポイントは、

柔らかくて可愛い絵柄で描かれる優しい物語

である点。

大きくて丸い目。
角ばっていない顔の輪郭。
ふにゃあ、にへら、といった言葉が似合いそうな表情。

こうした可愛い絵柄に

「嘘」という誰かを傷つけかねないものを題材としながらも、
最初から最後まで周りのサブキャラを含めて優しい展開が続く物語。

『となりのバカと続く嘘』のバカとはどちらのことを指すのか。
どのようにして、お互いの想いを知るのか。
そして、知った後、二人はどうなるのか。

そして、もう1つのオススメポイントは、

何回も描かれるキスシーン

「キスをしないと死ぬ」。
つまりは、毎話毎話キスシーンがあると言っても良い本作。

そのシチュエーションが何通りもあって良いんです!

家の前、部屋の中、学校の陰、友人たちの後ろ、ベッドの上etc…..。

そして、どっちからするのか。どうやってするのか。
かがんで、座って、背伸びしてetc…..。

特に181ページのキスシーンとか最高だと思います!
ある意味ギャップ萌えですよ。
こんなのみんなの夢ですよ。

あるいは、202ページ、218ページ。
読み進めれば、読み進めるほどに、
心の中は「いとをかし」でいっぱい。

「好き」という一言が言えない。
こうした誰もが一度は抱いたことがあるであろう想いを
「キスをしないと死ぬ」という嘘で、より際立たせた
幼馴染ラブコメディ。

是非お読み下さい!

カバー裏漫画は内緒にしてね!

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