【書評・紹介】『百合な片想いちゃん』 ゆりかご
幼馴染な女子高生二人の日常などを描いた百合漫画
ラブコメでありながらもラブコメだけでは終わらない傑作
※本全体の評価です。
| ストーリー | |
| 絵 | |
| キャラクター | |
| 温かさ | |
| 幸福度 | |
| ラブコメ度 | |
| ニヤニヤ度 | |
| 電子書籍 | 有り |
| 他のメディア展開 | コミック |
あらすじ
あなたの隣にいさせて。
「百合な片想いちゃん」 ゆりかご[コミックエッセイ(その他)] – KADOKAWA
SNSで大人気の百合ラブコメ、待望の書籍化!
同じ女子高に通うふたりは幼稚園からの幼なじみ。
とにかく黒髪の彼女が好きでしかたがない金髪は、隙あらば彼女にじゃれつこうと必死で…。(「百合な片想いちゃん」)
幼なじみふたりの日常を描いた表題作と、姉妹百合シリーズに加え、多数の掌編を収録。
描き下ろしページも多数収録!
書評
百合漫画です。
元々筆者がTwitterに掲載していた作品をまとめた一冊になります。
構成はメインの1作品とそれに関連する2作品、そして多数の掌編。
各作品ごとに紹介していきます。
百合な片想いちゃん
表題作でありメインの一作。
ページ数は101ページ。
幼稚園から幼馴染の女子高生、真耶(表紙左)と結菜(表紙右)の日常を描いた多数の短編からなる一作。
一言で言って、神作です。
一つ一つの短編自体が面白く、百合百合しく、思わずニヤニヤしてしまう。
一方で全体を通して読んだとき、PrologueとEpilogueに挟まれたその短編達は同じキャラが登場するただの連作短篇ではなく、一つの物語として完成する。
そして何より表題に込められた意味。
もう一度言います。神作です。
そしてもう一点。絵がとても可愛い。
シリアスチックな場面とギャグチックな場面がそれぞれのベクトルで可愛い。
特にボケ担当?の結菜の普段の描写としおらしい時?の描写のギャップがもう言葉に表せないくらいに堪らない。
何度でもいいます。神作です。
百合が好きな人もそこまで好きじゃない人も、苦手でないのなら絶対に読んで欲しい作品です。
かまいかまわれ百合姉妹
『百合な片想いちゃん』と同じ世界感の物語。
ページ数は25ページ。
大学生の姉・美月と11歳の妹・陽花の姉妹の日常を描いた漫画です。
お姉ちゃん大好きっ子な妹とそれをあしらうお姉ちゃんという感じ?
百合姉妹は百合姉妹でも姉妹愛的なソフト百合要素強めな作品。
あのふたりと、あの姉妹
ページ数は12ページ。
『百合な片想いちゃん』、『かまいかまわれ百合姉妹』の4人に真耶の妹の小春を加えた5人による短篇。
と言っても
真耶と結菜と小春による『逃げる』、
陽花と小春による『十徳ナイフ』、
結菜と美月と陽花による『大技』、
真耶、小春姉妹による『甘っ』、
真耶と結菜による『温泉』
の五つで、全員集合的なお話はありません。
「Bonus clips」とも書かれており、本当にボーナスという感じ。
掌編集 小さな百合のお話
副題に「女の子と女の子の かけがえのない一瞬を描いた 小さな恋のお話たち」と付けられています。
ページ数は24ページ。
15の掌編からなります。
内容は前半と同じようにほんわかした作品もありつつ、一方で重厚感な作品もあったりと読んでいて気持ちの変化が大きい掌編集です。
その中でも特に『後悔の涙』という作品は、百合を題材とするからこそ描ける掌編であり、ある意味で『百合な片想いちゃん』と対になる作品のようにも感じられ、何とも言えない素晴らしい掌編でした。
総評
基本的にラブコメ路線でありながらも、ところどころそうじゃない作品もあり、そういった意味でとても読み応えのある作品です。
特に『百合な片想いちゃん』と『小さな百合のお話』を一冊の本にまとめたという取り合わせ。
全てを読み終わったあとに感じる余韻、読後感はこの本ならではのもの。
ゆりかご先生による圧巻のデビュー作。
百合な片想いちゃん
是非お読みください!
単行本
電子書籍
dorasyo329
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