【書評・紹介】『終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか? #11』 枯野瑛

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「ぼくはちゃんと、あなたたちと戦います」
終末を描いた物語
すかもか最終巻!

著者:枯野瑛
イラスト:ue

ストーリー
描写
キャラクター
感動度
独自性
電子書籍 有り
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あらすじ

終末のとき、開かれる未来の行方は。明日を繋いだ妖精たちの第2部、幕。

〈最後の獣〉が創り出した少年は、最期の選択を迫られる。
今ここにある幸せを慈しみ、浮遊大陸群《レグル・エレ》を滅ぼすか――多くを奪う邪悪として、自分自身が滅ぼされるか。
偽りの楽園は罅割れ、幸福のかけらも削れ行き、少年は自身の存在する意味を覚る。
「ぼくはちゃんと、あなたたちと戦います」
聖剣モウルネンを差し向けるティアットに、示す答えは。
そして、崩れ行く世界は、その跡に何を残すのか。
明日を繋いだ妖精たちの第2部、終幕。

「終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#11」 枯野 瑛[角川スニーカー文庫] – KADOKAWA

受賞歴

第53回 星雲賞 ノミネート

書評

表紙に描かれているのはティアットとアルミタ。
すかもか、最終巻です。

敵はモーントシャイン
生まれる直前の〈獣〉の子。

彼を殺そうとしたティアット
そんな彼女の前に立ちはだかったパニバル

11巻、1つ目のオススメポイントは、

パニバルの意図するところ

なぜパニバルは彼を庇ったのか。
友人を傷つけ、自らも傷つきながら、彼女は何をしたいのか。

端的に言って、最終巻でこれを持ってくるあたり本当にずるいなあと思いました。
ずるい以外に言葉がありません。

そして、2つ目のオススメポイントは、

この世界の成り立ち

すかすかから始まり、少しずつ明らかになってきた世界の成り立ち。
最終巻にして、遂に明言されます。

この作品はどういう作品だったのか。

そして、3つ目のオススメポイントは、

ヴィレムとフェオドール

『すかすか』の主人公・ヴィレム
『すかもか』の主人公・フェオドール

2人は死にました。
しかし、ヴィレムは死にながらも起きているという意味の分からない状態。
ネフレンと共に何やら動いています。

フェオドールは、マルゴの手元にいる状態。
内に宿っていた精神の方が抜けてしまっている。

そして、

「終末」の意味するところ

物語はハッピーエンドで終わるのか、バッドエンドで終わるのか。

『もう一度だけ、会えますか?』
その問いかけが意味するところとは。

フェオドールティアットマルゴ

ヴィレムクトリ。というかリィエル

彼ら彼女らの物語が迎える結末とは。

紛うことなき集大成。
すかもか最終巻、是非お読み下さい!

文庫本

電子書籍

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自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ三段。