【書評・紹介】『灰と幻想のグリムガル level.2 大切じゃないものなんか、ない』 十文字青
舞台は旧市街からサイリン鉱山へ
ハルヒロ達パーティーの成長を描くシリーズ第2巻
※1巻のネタバレを含みます。
1巻はこちら。
| ストーリー | |
| 描写 | |
| キャラクター | |
| 感動度 | |
| 独自性 | |
| 電子書籍 | 有り |
| 他のメディア展開 | コミック |
あらすじ
……見捨てるなんて、できない。というか、見捨てるべきじゃない、と思う。
見知らぬ世界「グリムガル」へと連れて来られたハルヒロたちは経験を積んでようやく半人前から抜けだそうとしていた。
ステップアップのために新たなダンジョン「サイリン鉱山」へと挑むのだが、そこはパーティに加わったメリィが過去に仲間を失った場所でもあった。
順調にいくかと思われたハルヒロたちの探索だったが、予期せぬ仲間との別行動を強いられ、更にデッドスポットという異名を持つ巨大なコボルドが襲いかかる。
灰と幻想のグリムガル level.2 大切じゃないものなんか、ない。|オーバーラップ文庫 (over-lap.co.jp)
書評
灰と幻想のグリムガルシリーズ第2巻!
断言していいです。2021年10月時点において、この巻がシリーズ最高傑作です。
ただひらすらに面白いです。
メリイとやっと本当の仲間になれたハルヒロ達。
義勇兵になったハルヒロ達はステップアップのため新たなダンジョン「サイリン鉱山」へ足を踏み入れます。
敵はゴブリンからコボルドへ。といったストーリーです。
この2巻には魅力が色々あるのですが、まずはランタ。
もう名前出しちゃいます。あのただただうざかったランタ。
この2巻ではそのウザさが物語のアクセントとして感じられるくらいには軽減されています。むしろこの物語には欠かせないキャラであると感じさせるくらいに変貌しています。
高評価の理由はこれが一番大きいかもしれません。
ランタは何を考え動いていたのか、仲間たちのことをどう思っていたのかが垣間見える巻です。
そして次にハルヒロ。
この2巻はハルヒロの成長が一番の見所です。
マナトを喪いなし崩し的にリーダーとなってしまったハルヒロ。
自分をマナトと比べ、自分は器じゃないと思いながらも仲間たちのために頑張ります。そんなリーダーとしてのハルヒロの成長がとても上手く描写されています。
特に中盤から後半にかけて、特に終盤ではこのハルヒロがとても格好いいです。ただただ格好いいです。ひたすらに格好いいです。めっちゃ格好いいです。
このハルヒロの魅力を知ってほしいがためにこの作品を勧めたいとすら思うほどです。
また、盗賊としてのハルヒロの成長も描かれます。敵を倒し続けることで新たな力?を手に入れたハルヒロ。これぞ異世界転生ライトノベルって感じです。
そして何よりハルヒロの恋愛話。男の子と女の子がいたら恋に落ちるのは必然。
果たしてハルヒロは誰を選ぶのかというのも注目のポイントです!
灰と幻想のグリムガルの良い意味での面白さが凝縮されたのがこの2巻です。
だからこそ、灰と幻想のグリムガルシリーズの紹介でも述べましたが、このシリーズはここで読み終えるべきだと私は思います。
悪い意味でここから先、このシリーズは読者の予想を大きく裏切る方向へと進んでいきます。
続きが、結末が気になって仕方の無い展開が続くことになります。
この2巻の終わりが一番区切りのいいポイントです。
私は今でもこの2巻で読み終えておくべきだったと後悔しています。
最後は本筋と少しずれてしまいましたが、この2巻、本当に面白い作品です。
異世界冒険ファンタジーとして完成された作品といっても過言ではないです。
是非お読みください!
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