【書評・紹介】『魔法科高校の劣等生 30 奪還編』 佐島勤
舞台は遂にミッドウェーへ。
完結への一歩を踏み出す第30巻。
既刊のネタバレを含みます。
第1巻はこちら。
| ストーリー | |
| 描写 | |
| キャラクター | |
| 独自性 | |
| 電子書籍 | 有り |
| 他のメディア展開 | コミック、TVアニメ、アニメ映画、ゲーム |
あらすじ
原作小説シリーズ累計1000万部突破!! 物語はさらなる高みへ――!!
「魔法科高校の劣等生(30) 奪還編」 佐島 勤[電撃文庫] – KADOKAWA
水波を連れ、日本を脱した九島光宜。パラサイト化したレイモンドと共に、USNA軍基地のある北西ハワイ諸島を目指す。
一方、九重八雲という意外な伏兵によって追跡を阻止された達也だが、彼は水波のことを諦めてはいなかった。必ず連れ戻す、と深雪と約束したからだ。
光宜とレイモンドが逃れた先。そこは奇しくも、リーナが救出を願うカノープス少佐が幽閉されたミッドウェー監獄に近い、パールアンドハーミーズ米軍基地。
パラサイトを滅す新魔法『アストラル・ディスパージョン』を習得した達也が、水波と、そしてカノープス奪還のため、USNA軍基地を隠密裏に強襲する……!!
受賞歴
このライトノベルがすごい! 2020 2010年代総合ランキング 第8位
書評
シリーズ累計発行部数は2200万部突破の大人気シリーズ第30巻です。
光宣に遂に追いつけるかというところまでたどり着いた達也。
しかしその前に立ちはだかったのは師匠・九重八雲。
光宣をアメリカへ逃がしてしまう。
しかし、光宣が向かう先はハワイ。
八雲にまんまと誘導された達也は水波の奪還とカノープスの奪還を同時に行う。
そんな30巻です。
この30巻は色々と動きます。
というか奪還編にせず、追跡編を上中下巻構成にすべきだったのではとすら思います。
まずは本題の奪還。
水波とカノープス。
達也個人がアメリカという国を相手に戦うというすごい展開。
個人VS国の戦い。想像の通りやばいです。
これが達也の通常運転というのがほんと。。。
一点、挿絵と小説が矛盾を来たしている箇所がありますが、気にしなければいいだけのこと。
達也と光宣。
やばいやつ2人の強すぎる戦いは要必見です。
そして、魔法師と人権についても新たな展開が。
ESCAPE計画の発表から色々あって進んでいるんだかいないんだかようわからないことになっていますが、着実に計画はその歩を進めています。
次巻、31巻のタイトルは「未来編」。
魔法師の未来、達也たちの未来。
完結に向け着々と物語は進んでいきます。
また、藤林さんがああなったり、
一条さん家の恋愛模様にも色々あったり。
個性豊かなキャラクター達も、その未来へ向けて少しずつ動きが見られるような見られないような。
思えば最初の頃と比べて、登場人物たちの相関関係もかなり変わってきました。
その代表格はやはり四葉真夜と佐伯中将。
こうした変化が見られるのもまた長編の魅力です。
個人的には23巻以降、久々に満足できる30巻でした。
24巻から、特に光宣と水波の物語が始まってからは、
それを主軸に置きながらも、1巻あたりではそれに付随するストーリーをメインで描くみたいな。
そうした我慢を続けてきたからこそ、30巻はとても面白かったです。
魔法科高校の劣等生30巻。奪還編。
是非お読みください!
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