【書評・紹介】『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 2』 佐島勤
FEHRにFAIR。
遠上、そしてレリックを巡る争いを描いた第2巻。
既刊のネタバレを含みます。
第1巻はこちら。
| ストーリー | |
| 描写 | |
| キャラクター | |
| 独自性 | |
| 電子書籍 | 有り |
あらすじ
新たな組織『FAIR』の登場で、レリックを巡る争いが激化する!
「続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(2)」 佐島 勤[電撃文庫] – KADOKAWA
メイジアン・カンパニーのメンバーは魔工院の設立準備を進めていた。達也は十師族の一員である八代家の隆雷に、学院長就任の打診をする。魔法資質保持者の人権自衛という目的のために、着実に行動していた。
そんな中、加工途中のレリックを狙った魔法師犯罪が勃発。その背後には人造レリック盗難事件の犯人が属していたUSNAの魔法至上主義過激派組織『FAIR』の影が……。達也はこれに対抗するために同じくUSNAの魔法団体『FEHR』との接触を試みる。
三つの組織が交わることでレリックを巡る争いが激化する――。
書評
メイジアン・カンパニーの第2巻です。
表紙に描かれているのは、七草先輩と遠上氏。
七草先輩。変わりましたね。本当に。
この2巻はFHERとFAIR。
魔法師の人権向上を合法的手段を用いて成し遂げようとするFHERと非合法手段も厭わないFAIR。
その2つの団体に加え、達也率いるメイジアン・カンパニー。
この3つの組織の利害、思惑が交錯する物語です。
はい。
ストーリーは1巻同様、面白いとはあんまり思えませんでした。
唯一良いなと思ったのは、「八代家の隆雷に、学院長就任の打診」という展開。
『魔法科高校の劣等生』では色々あった十師族と達也。
それが、魔法師の人権という一点で共闘できるかもしれない可能性というかを感じました。
まあ要は、前巻から続く流れが際立っているところを面白く感じたというだけの話です。
キャラ読み的には、七草先輩と遠上氏が気になります。
表紙でも背中合わせに立っちゃってますし。
個人的に、七草先輩は十文字先輩とかなとか思っていたりしたのですが、こっちルートに変化していくんでしょうかねえ?
あとは黒羽姉弟が大活躍してました。
というか、文弥が。
光宣と水波の初々しいやり取りもよかったです。
なにせこの二人にとっては、高校生時代がまだ1ヶ月前のこと。
良いです。眼福です。イラストないですけど。
はっきり言いましょう。
それくらいです。
物語としての達也らの目的ははっきりしていると思うんです。
メイジアンの人権。
そのためにまずはカンパニーの事業を推し進める。
その先駆けとして魔工院の設立。
ならその魔工院設立に立ちはだかるハードルを打破していく展開を描いてくれよって思いました。
今回描かれているのはFHERとFAIRで、間接的に関係はあれども、わかりやすい直接的な関係ないですし。
そこが不満です。
恐らく読み返すことはないくらいのストーリーでした。
というか2巻の時点で3巻を読むべきか悩むくらいです。
いや、読みますけどね。
他のキャラの2年後が気になるので。
そこを知るためだけに読み進めます。はい。
まあ、上記はあくまで私個人の意見です。
Amazonのレビューとか見ると意外と高いですしね。
メイジアン・カンパニーの第二巻。
是非お読みください。
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