【書評・紹介】『盾の勇者の成り上がり 6』 アネコユサギ

2022年8月19日小説,NL(HL、異性愛),異世界もの,異世界転移(小説),動物ファンタジー,ハイファンタジー,大人(恋愛),戦記小説,短編小説,バトル・アクション,ファンタジー,冒険小説,ライトノベル,恋愛小説小説家になろう,テレビアニメ,アネコユサギ,弥南せいら

テレビアニメ2期の原作本
新たな仲間を迎え物語が進展していく第六巻

盾の勇者の成り上がり6巻の表紙

著者:アネコユサギ
イラスト:弥南せいら

ストーリー
描写
キャラクター
続きが気になる度
独自性
電子書籍 有り
他のメディア展開 コミック、テレビアニメ、舞台、オーディオブック、ゲーム

シリーズ既刊のネタバレを含みます!
第1巻はこちら。

シリーズの紹介はこちら!

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あらすじ

その力、一体どこまで上り詰める!? 異世界大河ファンタジー!

グラスたちとの戦いを終えた尚文一行は、カルミラ島の活性化が終了すると共に城へ戻ることとなった。滞在中の宿泊施設で出会ったのは、仲間たちから追い出されてきたと語る少女リーシア。あらぬ疑いを着せられたという彼女と自身を重ねた尚文は、「見返してやろう」とリーシアを説得し、仲間に加えることに!?
やがてリーシアには、変幻無双流の才能があることが判明するのだが、そんな折、亀の如き甲羅を背負った魔物を退治してほしいという依頼が勇者たちの元に飛び込んで来る。屈強な冒険者でも手を焼くほどの強力な魔物に、尚文はどう立ち向うのか!?
その力、一体どこまで上り詰める!? 異世界リベンジファンタジー第六弾!

「盾の勇者の成り上がり 6」 アネコ ユサギ[MFブックス] – KADOKAWA

書評

異世界転移系ライトノベルの第六巻です。
そして前巻同様、本書には短編小説のカテゴリーを付けましたが、これは本書の大部分を占める本編に加えて番外編『弓の勇者の世直し』が収録されているためです。この番外編の書評も後半で述べます。
また、前巻同様動物ファンタジーのカテゴリーを付けましたが、これはフィーロがフィロリアルの姿にもなるので一応動物ファンタジーでもあるのかな?と。その点はご了承ください。。。

そしてこの第六巻がテレビアニメ二期の原作にあたる巻です。
まず言わせてください。
原作は二期よりは絶対に面白いです。
一期と同じように二期も作ってくれたら神作になったはずなんです!
それなのに、監督交代のせいなのか、コロナのせいなのか、予算のせいなのか、
想像の、期待のはるか下を行く出来に震えています。

とにかくこれだけは言わせてください。
二期の何話かで切ってしまった方。
原作はそんなことないんです。
七巻までは面白いんです……!
とにかく読んで頂きたいとだけ……!!

本編

グラス達を退け、人手が足りなくなってきたなと思いながら終わった第五巻。
その祈りが叶い、仲間が一気に増えるのがこの第六巻です。

まずは今までにも何度か登場したリーシア。表紙中央緑の髪の女の子です。
樹の元を離れ尚文の仲間となることに。
尚文、ラフタリア、フィーロが最早無双状態にある今、成長譚はこの子へと引き継がれていきそうです。

そして他にも一時的であれ仲間が増えます。一気に増えます。
その仲間のうちの二人はもう既に登場していたり・・・?
恐らく皆さんの想像通りの人です。

仲間も増え賑やかになった尚文達が目指すのは更なるレベルアップ。
と言っても数字の上でのLvはカルミラ島で十分上げたので、目指すべきは技能向上。
所謂システム外スキルと呼べなくもないようなことに取り組む前半。

そして世界をまた一つ困難が襲います。
その正体は表紙にも描かれている亀。
この亀との戦いが大きな見所です。

この第六巻の魅力はそんな仲間が増えた上での亀との戦闘。
でもありますが、それよりも特筆すべきは勇者のクズさが更に明らかになるところ。
今までは散々槍の勇者の道化が描かれてきましたが、六巻では他の二人の勇者のクズさが更に顕になり。。。
三勇者のクズさランキングにもこの先もしかしたら変化があるかもしれません。

弓の勇者の世直し

タイトルそのまま弓の勇者の世直し、即ち弓の勇者である樹のあの御隠居様ごっこです。
主人公はもちろん樹。地の文も口調通り敬体(ですます調)で書かれています。
ただ、ラフタリアやメルティ視点で描かれた番外編も地の文が敬体でしたが、いけ好かない奴が主人公なためか比べ物にならないくらいに読みにくい。
ストーリー自体は樹とリーシアの出会いの話でもあるので割と重要な話ではあるですが、如何せん滑稽すぎて。。。
弓の勇者が何を考えているのかがわかる短編小説です。
ちなみに弓の勇者の親衛隊の名前も分かります。

総評

四巻で尚文の復讐の多くが成し遂げられ、五巻では息を潜めていたあの腹立たしさが再び別の形で描かれます。三勇者が本当に良い引き立て役です。
その一方で勇者の謎、波の謎などに更に一歩迫る展開も描かれ、物語が徐々に進展してきていることが伺える作品です。
しかしそんな中でも小さな伏線が回収されは張られを繰り返し、読者を物語から飽きさせないよう作られています。
一巻と比べるとダークファンタジーっぽさは一気に鳴りを潜めましたが、十二分に面白い作品です。

新たな仲間を迎え物語が進展していく第六巻
盾の勇者は一体どこまで成り上がろうというのか
是非お読みください!

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