【書評・紹介】『盾の勇者の成り上がり 9』 アネコユサギ

2022年8月19日小説,NL(HL、異性愛),異世界もの,ダークファンタジー,異世界転移(小説),動物ファンタジー,ハイファンタジー,和風ファンタジー,大人(恋愛),バトル・アクション,ファンタジー,復讐劇,冒険小説,ライトノベル,恋愛小説小説家になろう,弥南せいら,アネコユサギ,テレビアニメ

異世界編完結!
アニメ2期なんかより全然良い!!
キョウとの決戦を描く第9巻

盾の勇者の成り上がり9巻の表紙

著者:アネコユサギ
イラスト:弥南せいら

シリーズ既刊のネタバレを含みます!
第1巻はこちら。

シリーズの紹介はこちら!

ストーリー
描写
キャラクター
感動度
独自性
電子書籍 有り
他のメディア展開 コミック、テレビアニメ、舞台、オーディオブック、ゲーム
広告

あらすじ

亡き仲間との約束を果たすため、勇者の反撃が始まる――!

「さあ、私がお前達を成敗してやる! 掛かって来い!」
女武士ヨモギは高速の斬撃と共に尚文達に襲い掛かった。
仲間と散り散りになり、さらにはレベルが1に戻ってしまった盾の勇者尚文は、異世界の四聖の勇者である絆の助けを借りて窮地を乗り切り、仲間との再会を果たした。
仇敵キョウとの戦いに備える尚文達であったが、「キョウのため」と宣言するヨモギの襲撃を受ける。戦いの最中、圧倒的な強さを持つ彼女の不気味な武器の異変に気付いた尚文だったが……!?
全編書下ろしの異世界編完結! 異世界リベンジファンタジー第九弾、ここに登場!

「盾の勇者の成り上がり 9」 アネコ ユサギ[MFブックス] – KADOKAWA

書評

異世界転移系ライトノベルの第9巻です。

ラフタリア達と再会を果たし、グラス達との関係性にも変化が生じた8巻。
9巻はやっとキョウの討伐(≒オストの仇討ち)に乗り出します。

この9巻は久しぶりにダークファンタジーっぽさというか復讐劇っぽさがやや復活し、そういう意味では読み応えがある巻です。

そんな9巻の新キャラはヨモギ。
表紙右上、緑色の髪の女性です。
あらすじの通り、キョウの仲間で敵キャラポジションですが、後々少し変わってきたり。。。
そしてもう1人、詳細は述べませんがツグミという新キャラも登場します。
ただ、この新キャラ達のネーミングははっきり言ってどうかと思いました。
登場人物がかなり増えてきた中での新キャラ2人。立ち位置も似ていて、且つ同じカタカナ3文字の名前でどちらもガ行とマ行を含む。
名前に何か特別な意味があるのなら別ですが、そういったこともなく。
ならば読者がキャラを混同するのを避ける上でも似た名前を付けるべきではないと思います。

そして9巻一番の見所であるキョウとの決戦。
はい、皆様の予想通りです。
まあ7巻に次いで2回目の戦闘ですから。。。
ただその予定調和の戦闘でも、やはり予想を超えてくるものはあるわけで。
終盤293ページのイラストは元より、伏線即時回収な予想していなかった者の助力。感動です。

しかし、私的にはどうしても低評価です。
大風呂敷を広げ新しい異世界を舞台に設定し、世界観を説明するために定番通り仲間をバラバラにし、且つ短く済ませるためにやや説明調、そして仇討ちのついでにストーリーの軸の1つであったグラス達との敵対関係をキズナの存在だけで終わらせる。
そうした対価を払って9巻で描いたものが、ラフちゃんと可愛すぎる巫女服ラフタリアと尚文の性癖、ラフタリアの新たな武器である刀の眷属器、そしてキョウとの決戦プラス‪α‬。
もちろんこれからの伏線となるであろう事柄も多数描かれていますが、一番の見せ場である戦闘が再戦であることを踏まえても、既刊と比べるとやはりイマイチ面白くない。
筆者の腕をもってすればもっと良い作品が描けたのではないかと勝手に思う次第です。

そんな私の主観は置いておいてあらすじの通り9巻で異世界編は完結!
異世界での冒険で得た物を手に盾の勇者の旅は続きます。
テレビアニメ化もされた異世界冒険ファンタジーの第9巻。
是非お読みください。

なお、アニメイトでは『盾の勇者の成り上がり』の全巻セットを12%ポイント還元で発売中です(2022年6月1日時点)。
税込み29,040円で、1320ポイント獲得。
幼女戦記は1冊1300円ほどですから、実質1冊分お得。
買うなら今です!

単行本

電子書籍

関連作品

The following two tabs change content below.
自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ三段。