【書評・紹介】『幼女戦記 2 Plus Ultra』 カルロ・ゼン
唯一無二を行く異世界転生系SFファンタジー戦記ライトノベル。
戦いはより苛烈になっていく。
幼女という言葉に騙されるな。

シリーズ既刊のネタバレを含みます!
第1巻はこちら。
シリーズの紹介はこちら。
| ストーリー | |
| 描写 | |
| キャラクター | |
| 続きが気になる度 | |
| 独自性 | |
| 電子書籍 | 有り |
| 他のメディア展開 | コミック、テレビアニメ、アニメ映画、オーディオブック |
あらすじ
最前線にて幼女(バケモノ)は嗤う。
「幼女戦記 2 Plus Ultra」 カルロ・ゼン[新文芸] – KADOKAWA
受賞歴
BOOK☆WALKER大賞2017 大賞
書評
存在Xによって異世界に転生させられ幼女となったサラリーマンの戦いを描くライトノベルの第2巻です。
戦闘での活躍、エレニウム九五式の開発、軍大学での学生生活などを経た後、即応魔導大隊の編成を命じられ、それはそれは苛烈極まりない訓練を行ったターニャ。
そんな折、ダキアが帝国の国境を侵犯したとの一報が入ったところで終わった第1巻。
第2巻はその続き。
第二〇三航空魔導大隊の初陣、ダキア軍との戦いから始まります。
そして、本巻はそうした本編の後ろに『外伝 借りてきた猫』という短編小説も収録されています。
こちらについては後半で。
本編
ダキアとの戦いから始まり、大隊の転戦の模様が描かれていきます。
また大隊の面々の性格などについても徐々に明らかに。
そんな本巻の特筆すべき点はやはり新キャラ。
1巻で登場した主要キャラは、
ターニャの副官となるヴィーシャ、
参謀本部よりゼートゥーア閣下、ルーデルドルフ閣下のイケおじコンビと可哀想なレルゲン中佐。
2巻ではこれらの人物の他に2人の主要キャラが登場。
1人は大隊の副長となるヴァイス中尉。
もう1人は士官学校を出たばかりのグランツ少尉。
ネタバレになるので細かなことは述べませんが、どういう役回りかは、まあ、ご想像の通りです。
ターニャの周囲にいる人物には本当に同情以外の感情が……。
そんな第2巻。
戦闘描写もパワーアップします。
個人や小隊での戦いから大隊での戦いになるため当然と言えば当然なのですが、それでもやはり主人公が指揮官兼一騎当千の兵士となって繰り広げられる戦いは面白いです。
何より著者であるカルロ・ゼン先生の生き生きとした描写。
文句のつけようがありません。
そしてもう1つパワーアップしていると思う点がターニャとそれ以外の人物のすれ違い。
所謂アンジャッシュ状態。
1巻でも軍大学時代の攻略提言・評価においてすれ違いというかが描かれましたが、2巻はもうレベルが違います。
そして何より面白すぎる。
重厚感のある戦記小説でありながらも、その合間合間で描かれるすれ違い。
そのバランスが絶妙です。
外伝 借りてきた猫
銀翼突撃章を受章した後のお話。
ページ数は8ページ。
プロパガンダ用の写真を撮ることになったターニャは文化・宣伝局に赴くことに。
しかしそこでは予想だにしない任務が……。
本編の重苦しさとは打って変わって、とても軽いというか面白い笑えるお話。
本編の口直し?には最適の短編小説!
総評
1巻は本当に序章に過ぎなかったんだなと気づかされる2巻です。
何もかもがパワーアップ。
この戦争はどこに行き着くのか。ターニャの運命はどうなるのか。
2巻の副題は「Plus Ultra」。
ラテン語で「更なる前進」という意味。
戦争、そして物語も更に前進していきます。
唯一無二の異世界転生戦記ライトノベル第2巻。
是非お読みください!
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