【書評・紹介】『幼女戦記 4 Dabit deus his quoque finem』 カルロ・ゼン
鳴りを潜めていた連邦が遂に動き出す
同志よ、幼女という言葉に騙されることなかれ

シリーズ既刊のネタバレを含みます!
第1巻はこちら。
シリーズの紹介はこちら。
| ストーリー | |
| 描写 | |
| キャラクター | |
| 続きが気になる度 | |
| 独自性 | |
| 電子書籍 | 有り |
| 他のメディア展開 | コミック、テレビアニメ、アニメ映画、オーディオブック |
あらすじ
世界を敵にまわして、幼女は戦う
「幼女戦記 4 Dabit deus his quoque finem.」 カルロ・ゼン[新文芸] – KADOKAWA
受賞歴
BOOK☆WALKER大賞2017 大賞
書評
存在Xによって異世界に転生させられ幼女となったサラリーマンの戦いを描くライトノベルの第4巻です。
蒔かれてきた種子が芽吹き始めた第3巻。
南方へと派遣された第二〇三航空魔導大隊でしたが、事態は急変し急遽本国へ召喚されたところから第4巻は始まります。
前述の通り、第4巻は主として連邦との戦いです。
即ち、共産主義との戦い。
兵士が畑で取れる国との戦いです。
もうこの時点でお分かりですよね?
面白くないわけがないんです。
だってあのカルロ・ゼン先生ですから。
そして何より主人公・ターニャは資本主義を愛してやまない合理主義者なのですから!
しかし、その一方で注意しておかなければならないのは、相手が連邦であるということ。
相手はあの同志諸君なのです。
粛清、強制収容所うんぬんかんぬん。
そして権力を持った者の中にはそれ相応の変態もいるわけで。。。
そしてターニャはもうみなさんお忘れでしょうが、幼女。
それもとてつもなく(見た目だけは)可愛い幼女=ロリっ子。
篠月しのぶ先生の腕が遺憾無く発揮されたカラーイラストには要注目です。
まさか『幼女戦記』でこういうモザイクを目にすることになるとは思わなかった……。
そんな第4巻ですが、もう1つ注目すべきは気になるあの人。
そう!メアリー!メアリー・スー。
父をターニャに殺された彼女の物語が遂に遂に本格始動します。
これはもう目が離せません!
そしてその狂気によって曲がりなりにも活躍を続けるターニャ。
その身にもまた1つの変化が訪れます。
いつものアンジャッシュ状態とセットで戦いはより苛烈に大規模に。
そんな第4巻の副題は「Dabit deus his quoque finem」。
ラテン語で「神はこれらの困難に終わりを与えるだろう」という意味。
困難とは?終わりとは?
遂に動き出した連邦。
資本主義と共産主義の戦いが描かれる第4巻。
是非お読みください!
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