【書評・紹介】『幼女戦記 9 Omnes una manet nox』 カルロ・ゼン
悪化の一途を辿る戦争。
一方その裏で秘密裏に進行するなにか。
幼女という言葉に騙されることなかれ。

シリーズ既刊のネタバレを含みます!
第1巻はこちら。
シリーズの紹介はこちら。
| ストーリー | |
| 描写 | |
| キャラクター | |
| 続きが気になる度 | |
| 独自性 | |
| 電子書籍 | 有り |
| 他のメディア展開 | コミック、テレビアニメ、アニメ映画、オーディオブック |
あらすじ
幼女(バケモノ)さえ抜け出せぬ混沌。
「幼女戦記 9 Omnes una manet nox」 カルロ・ゼン[新文芸] – KADOKAWA
療養・再装備のため、帝都へ帰還したレルゲン戦闘団。
そこで目にしたのは、死という非日常に慣れてしまった祖国の日常だった。
激烈に損耗し、閉塞感に囚われた帝国の世論は
あまりにも『勝利』を渇望してやまない。
そして新たにターニャに与えられた「無理」な仕事は、
潜水艦による敵戦隊の捜索撃滅。
秘密兵器はMAD手製の大型魚雷。
死力を燃やし尽くしてなお、その先にも暗闇が横たわる。
己に平穏を――。
ターニャのささやかな願望さえも、あまりに遠い。
出口のない戦争は激化の一途をたどる。
書評
存在Xによって異世界に転生させられ幼女となったサラリーマンの戦いを描くライトノベルの第9巻です。
ただひたすらにゼートゥーア閣下が東部戦線にて大暴れ。
もとい面目躍如の活躍をされた第8巻。
終盤では遂に「予防的な外科的措置」についての言及がなされました。
第9巻はその続き。
と言っても「予防的な外科的措置」はまだ先のこと。
次なる戦場は西です。
そして、あらすじにもあるようにMAD再登場。
ロケットの次は魚雷だそうです。
ターニャの苦労が偲ばれます。。。
というかもう、表紙を見ればわかりますよね。
9巻はターニャがこういう顔をする巻です。
一方で、この言葉が適切かはわかりませんが、ターニャのとても可愛らしい喪服姿を拝める巻でもあります。
『借りてきた猫』での服装は嫌々でしたが、こちらは嫌々の度合いがまだマシ。
そして何より一緒にいる人物はルーデルドルフ閣下。
喪服のターニャはルーデルドルフ閣下と一体何をしようというのか。
8巻がゼートゥーア閣下によるゼートゥーア閣下ファンの為の本だったからか、ページ数は短くとも濃密なルーデルドルフ閣下とターニャの空間が描かれます。
ついでにイラスト繋がりでメアリーについても。
最初に出てきた頃は可愛らしい復讐の鬼だったのに、いつからこうなってしまったのか・・・。
というのが9巻のカラー口絵に描かれたメアリーです。
そんなこんなで前半はいつも通りの戦闘が描かれます。
しかし、後半は戦闘シーン少なめ。
久しぶりの休日というかが描かれます。
そこで割を食うのがメーベルト大尉とトスパン中尉の陸戦コンビ。
はじめてのおつかいならぬ、はじめてのターニャ無しでの任務が描かれます。
そんなこんなで物語は進んでいくわけですが、やはりどうしても裏側では「予防的な外科的措置」が少しずつではありますが、こちらも進んでいきます。
南方で大活躍されていたあの方も再登場。
9巻の副題は「Omnes una manet nox」。
意味はラテン語で「全ての人々を一つの夜が待ち受ける」。
もちろん「夜」は比喩です。
では全ての人々を一体何が待ち受けているというのか。
悪化の一途を辿る戦争。
その裏で進行する「予防的な外科的措置」。
幼女戦記第9巻。是非お読みください!
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