【書評・紹介】『魔法科高校の劣等生 17 師族会議編<上>』 佐島勤

2023年3月3日小説,NL(HL、異性愛),高校生(青春),SF小説,高校生(恋愛),このライトノベルがすごい!,禁断の恋,青春小説,バトル・アクション,ライトノベル,恋愛小説テレビアニメ,小説家になろう,佐島勤,石田可奈

達也と深雪の婚約。それを知ったほのか達は……?
そんな中、開催されることとなった十師族選定会議を描いた17巻。

著者:佐島勤
イラスト:石田可奈

既刊のネタバレを含みます。
第1巻はこちら

ストーリー
描写
キャラクター
独自性
電子書籍 有り
他のメディア展開 コミック、TVアニメ、アニメ映画、ゲーム
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あらすじ

本当の兄妹ではないと嘘をついた達也と深雪は……!
 司波達也と深雪の婚約が公表された。そこに、一条家より異議が申し立てられる。深雪へ、将輝との婚約を申し込んだのだ。
 一方、魔法科高校。達也と深雪に血の繋がりは無いという『建前』が公表され、生徒たちはショックを受ける。とくにほのかは深刻だった。
 いつしか、深雪と達也は学内で孤立するようになり……。
 そんな中、世界中の魔法師が注目する十師族選定会議が開会され、VIP達が箱根に集い始め――
 ――その刹那、謎の爆発が会場を襲う。
 それは、魔法師による自爆テロだった。同じ頃、米軍最強の魔法師部隊も動き出しており……!

「魔法科高校の劣等生(17) 師族会議編<上>」 佐島 勤[電撃文庫] – KADOKAWA

受賞歴

このライトノベルがすごい! 2020 2010年代総合ランキング 第8位

書評

シリーズ累計発行部数は2200万部突破の大人気シリーズ第17巻です。

深雪が四葉家次期当主になったり、
達也と深雪が婚約したり、
深雪が調整体であることが明らかになったりした16巻。

その最後には次のような文がありました。

日本魔法協会本部に対して、司波達也と司波深雪の婚約に対する異議が申し立てられた。
申立人の名前は一条剛毅。十師族・一条家の現当主その人だった。

魔法科高校の劣等生 16 四葉継承編 285ページより

一条家と言えば、一条将輝。
深雪に片想い中のクリムゾン・プリンス。
あらすじにもあるように、深雪に婚約を申し入れる非常識っぷり。

そして表紙に描かれているのは真由美と摩利。
特に真由美は物憂げな表情。
まあ、達也への気持ちに気づきつつある途上ですし。。。

そして他にも気にしなければならない人物たちがたくさんいます。

特にほのかはショックでしょう。
深雪のことをライバルと認識していながらも、達也と深雪は血の繋がった兄妹だと思っていたわけで。

他の面々にしてもそうです。
エリカを除いて、達也と深雪があの「四葉」の直系だとは知らなかったわけで。
まさかあの「四葉」だとは。

達也と深雪の秘密が白日の下に晒された結果起こるあれこれ。
青春、恋愛etc…..。

そんな折、十師族選定会議開催の時期がやってきて。。。
あらすじにあるように、自爆テロが発生。
更にはUSNAも動き出し。。。

師族会議編はこの自爆テロをきっかけに起こるあれこれを描く物語です。
上中下巻の三部構成。

ただ読んでいて思ったのが、
前半の秘密が明らかとなった達也と深雪の学校生活のストーリーと
後半の師族会議に絡む話の繋ぎ方が強引すぎない?という。

前半の恋愛、友情に絡む話にしても、もう少し丁寧に描写すれば
それだけで1巻分になるだろうし、
こんな無理やりなつなげ方を一冊の中でしなくても良かったのではないかという。

そう感じるくらいには、174ページと175ページの差が気になりました。

一方で、十師族選定会議が遂に開催。
17巻目にしてやっと十師族が出揃います。

その中で気になるのはやはり、四葉と七草。
特に、四葉真夜と七草弘一。

四葉真夜の誘拐事件より前、婚約関係にあった二人。
あの事件によって別れた二人。

経験を知識に改変された真夜はともかくとして、弘一はあのときのことをどう思っているのか。
真夜のことをどう思っているのか。
共に当主の座にある二人。
その二人の直接のやり取りに要注目です。

さて、17巻。
16巻の四葉継承編が良かっただけに。。。
といった感じは否めません。
特に後半部分は、良い感じの流れがいきなりぶった切られて困惑しました。

一方で、遂にその全貌が明らかとなる十師族会議。
魔法科高校の劣等生17巻。
是非お読み下さい。

文庫本

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自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ三段。