【書評・紹介】『魔法科高校の劣等生 19 師族会議編<下>』 佐島勤

2023年3月3日小説,NL(HL、異性愛),高校生(青春),SF小説,高校生(恋愛),このライトノベルがすごい!,禁断の恋,青春小説,短編小説,バトル・アクション,ライトノベル,恋愛小説テレビアニメ,小説家になろう,佐島勤,石田可奈

師族会議編、遂に完結。
一条将輝の視点から描いた日記も収録されている19巻。

著者:佐島勤
イラスト:石田可奈

既刊のネタバレを含みます。
第1巻はこちら

ストーリー
描写
キャラクター
独自性
電子書籍 有り
他のメディア展開 コミック、TVアニメ、アニメ映画、ゲーム
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あらすじ

黒幕の魔術師を追う達也。しかし、そこにUSNA軍の横やりが入り――!
 死体を操る魔法で自爆テロを敢行させるという残酷な計画を企てた魔法師・顧傑(グ・ジー)は、気配を消して日本に潜伏していた。
 この自爆テロ事件によって、世論が魔法師を糾弾しはじめ、人間主義の勢力が勢いづく中、十師族は黒幕の捜査を決める。
 十文字克人、七草真由美、一条将輝と協力して司波達也は顧傑の行方を探す。
 しかし、手掛かりを掴んだ達也の前に思わぬ敵が立ち塞がる。
 USNA軍。米軍最強の魔法師部隊スターズのナンバー2、ベンジャミン・カノープス少佐も参戦するこの『顧傑』争奪戦は、思わぬかたちで達也を激怒させ……!

「魔法科高校の劣等生(19) 師族会議編<下>」 佐島 勤[電撃文庫] – KADOKAWA

受賞歴

このライトノベルがすごい! 2020 2010年代総合ランキング 第8位

書評

シリーズ累計発行部数は2200万部突破の大人気シリーズ第19巻です。

師族会議を襲った自爆テロ。
その首謀者、顧傑を追う達也たち。
一方、千葉寿和、稲垣刑事に迫る魔の手。
そして、人間主義者に襲われる深雪達というところで終わった18巻。

19巻、やっと師族会議編が終わります。
そしてその本編とは別に『一条将輝転校日記』も収録されています。

師族会議編

顧傑、そして人間主義者。
彼らと対する十師族、警察、そしてUSNA。

様々な勢力の利害が混在する中で。。。なお話です。

注目点はやはり千葉刑事でしょう。
藤林中尉との物語もあることですし、稲垣刑事共々果たして無事なのか。

それくらいだと思います。

あとはいつもの通りです。
何かあるとすれば、あのお方が遂に動き出すくらい?

何の脈絡もなく出てくるページを水増しするためのシーンがあったり、
わざわざ上中下巻にする必要があったのかどうか疑問に感じる師族会議編でした。

これなら、達也と深雪の秘密が明らかとなってからの一高内の物語に一巻。
師族会議とそれを襲った顧傑の物語に二巻で良かったのではないかと。

一条将輝転校日記

一条将輝が一高に転校することになってから、最終日までの日記です。
描写形式も日記。
一条の日記がそのまま書かれている短編です。

一条の目線からみた師族会議編。
そして本編では描かれなかった深雪達とのあれこれ。

最初に出てきた時はもっと格好いい達也のライバルキャラかと思っていたのですが、
気づいたら……。
そんな一条の目線で語られる短編。

19巻は本編よりもむしろこちらの方が主なのではと思ってしまう物語です。

総評

四葉継承編が良かっただけに、師族会議編ははっきり言って個人的には残念でした。
3巻を通して描いた師族会議編よりも、その後におまけのように付いてきた『一条将輝転校日記』の方が面白く感じるって一体……。

それでもキャラクターの人間関係としては、色々な人物に変化が見られたりして、その点だけは良かったです。
要は、キャラ読みする分には十分な作品と感じました。
ストーリーがうーんと感じただけで。

師族会議編遂に完結。
是非お読み下さい。

文庫本

電子書籍

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自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ三段。