【書評・紹介】『魔法科高校の劣等生 20 南海騒擾編』 佐島勤

2023年3月3日小説,NL(HL、異性愛),高校生(青春),SF小説,高校生(恋愛),このライトノベルがすごい!,禁断の恋,青春小説,バトル・アクション,ライトノベル,恋愛小説テレビアニメ,小説家になろう,佐島勤,石田可奈

舞台は沖縄!
卒業生組の活躍を描いた20巻

著者:佐島勤
イラスト:石田可奈

既刊のネタバレを含みます。
第1巻はこちら

ストーリー
描写
キャラクター
独自性
電子書籍 有り
他のメディア展開 コミック、TVアニメ、アニメ映画、ゲーム
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あらすじ

沖縄での旅行中、予想外の『宿敵』魔法師と共闘することになった達也は……
 二〇九七年、三月。あずさ、五十里、花音、服部、桐原、紗耶香という魔法科高校卒業生組メンバーが卒業旅行を企画していた。
 場所は、沖縄。折しも、雫とほのかが深雪と達也を誘った旅先――久米島沖の人工島『西果新島』竣工記念パーティーと同じだった。
 そして、達也と深雪も、彼らと旅先を共にする『ミッション』を課されていた。
 大亜連合軍を脱走した秘密工作魔法師のテロ活動の阻止。達也はこの作戦を未然に防ごうと、独立魔装大隊と合流するが……そこには、かつて敵対していた『予想外の魔法師』が同席していた。
 魔法科高校の卒業旅行、そして春休みのバカンスは、一筋縄ではいかない波乱の旅!

「魔法科高校の劣等生(20) 南海騒擾編」 佐島 勤[電撃文庫] – KADOKAWA

受賞歴

このライトノベルがすごい! 2020 2010年代総合ランキング 第8位

書評

シリーズ累計発行部数は2200万部突破の大人気シリーズ第20巻です。

顧傑は死んだものの、死体を回収することはできず。
千葉寿和刑事は死亡。
エリカや藤林中尉と達也の関係に変化が生じた19巻。

20巻はそんな重苦しい空気から一変。
沖縄を舞台に先輩達の卒業旅行、そして海外勢力との暗闘が描かれます。

そんな20巻、1つ目のオススメポイントは、

先輩達の活躍

今まであまりその活躍が下級生メンバーに比べて描かれてこなかった上級生組。

中条あずさ、服部刑部少丞範蔵、沢木翠、五十里啓、千代田花音、桐原武明、壬生紗耶香
ら7人は沖縄に卒業旅行へ。

転じて、彼らの活躍も描かれます。

七草先輩の代、そして達也の代に比べれば一見見劣りするかもな彼らですが、決して優秀じゃないわけではありません。
達也たちがイレギュラーすぎるだけです。

中条先輩は言わずもがな。
梓弓の使い手として横浜事変で大活躍しました。

服部先輩は達也にこてんぱんにやられたイメージしかありませんが、副会長や部活連の会頭を歴任した実力者(達也にこてんぱんにやられたイメージしかありませんが)。

沢木先輩はその服部と並び称されるマーシャル・マジック・アーツ部部長。

五十里、千代田の婚約者カップルは言わずもがな。

桐原、壬生の剣道カップルも言わずもがなです。

そんな彼らが敵「大亜連合軍を脱走した秘密工作魔法師」とどのように渡り合うのか。
要注目です

2つ目のオススメポイントは、

光井ほのか!

雫とほのかはまた別口で沖縄旅行に。

達也と深雪の婚約で色々とあった彼女ですが、舞台は沖縄!
沖縄→夏→水着!

達也に猛猛猛アタックをしかけます。

ぶっちゃけもう勝ち目はないと思うのですが、それでも健気に達也に振り向いてもらうべく行動するほのか。
好きです。報われて欲しい。。。

そんな感じでしょうか。

周公瑾、顧傑と四葉継承編を挟んで戦ってきた14~19巻。
彼らと比べると、この20巻は敵さんが……。

かつて敵対していた『予想外の魔法師』が登場したりもしますが、
ぶっちゃけもう記憶に無いです。

なんというか、閑話休題的な印象を抱く20巻でした。
まあ二年生編と三年生編の間の物語ですし、これくらいでいいのかも知れません。

先輩達の活躍を描くのならいっそ短編集にして欲しかった感は拭えませんが。
沖縄で先輩達の活躍を描く20巻。
是非お読み下さい!

文庫本

電子書籍

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自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ三段。