【書評・紹介】『仕事は楽しいかね?』 デイル・ドーテン
実際の様々な成功例を分かりやすく噛み砕き、物語風に読者に伝えるビジネス啓蒙書。
きみが”試すこと”に喜びを見出してくれるといいな。
仕事は楽しいかね? 168ページより
| ストーリー | |
| 描写 | |
| キャラクター | |
| 独自性 | |
| 読みやすさ | |
| 考えさせられる度 | |
| 電子書籍 | 有り |
著:デイル・ドーテン
訳:野津智子
あらすじ
大雪で閉鎖になった空港で、偶然出会った老人の問いかけに、動揺してしまった35歳の”私”。日々の仕事にゆきづまりを感じ、未来に期待感をもてない私 に、老人は一晩だけの講義を開始した。 人生とは、くだらないことが一つ、また一つと続いていくんじゃない。一つのくだらないことが〈何度も〉繰り返されていくんだよ。
仕事は楽しいかね? | きこ書房 (kikoshobo.com)
書評
まず最初に断言しておきます。
「仕事」という単語に騙されないでください。
学生でも、無職でも、ニートでも、定年退職した人でも
今現在仕事をしていない人に対してもとても示唆に富んだ、これからの人生を生きていく上で役に立つお話です。
『1分間マネジャー』の著者、ケン・ブランチャードは言います。
「あなたの人生を一瞬にして変えるアイデアとツールに溢れた本だ」と。
ハンバーガーチェーン ウェンディーズ創業者のデイヴ・トーマスは言います。
「読めばすぐ実践できる素晴らしいアイデアに溢れた本だ」と。
山中伸弥先生も著書で影響を受けた本として本書を上げているくらい、これまで多くの人の人生に影響を与え、そしてこれからも与え続けるであろう本です。
舞台はシカゴの空港。
吹雪のために便が欠航し、空港で待ちぼうけをくらっている35歳のビジネスマンと
発明家、起業家として巨万の富を築いた老人の会話によって物語は展開されていきます。
例えば目標の設定についての話があります。
ビジネスマンは目標がなければ進歩の度合いを測ることが出来ないと言います。
しかし老人は、目標を設定すると、自己管理が出来ているような気がするもの。大抵の人は、マンネリ化した生活から抜け出すために目標を設定する。しかし、今日の目標は明日のマンネリなのだ
と言います。
そして僕が今までに掲げた目標が一つだけあると。
それは、「明日は今日と違う自分になること」だと言います。
「最初に陸に上がった魚は長期にわたる目標を持っていたと思うかね?」と
そしてAppleのウォズニアックやジョブスの話に飛び
・・・
あとはまあ読んでいただきたいのですが、老人が筆者の考えを極端だがわかりやすい例、実際の具体例を通じてビジネスマン(読者)に伝えていくと言った展開で話は進みます。
『この仕事は楽しいかね?』の素晴らしいところは実際の事例をわかりやすく、そしてどう噛み砕き何を学ぶかということが物語風にとてもわかりやすく述べられているところです。
そしてこのシリーズは全3巻が出版されているのですが、この1巻は特に個人、労働者に主眼を置いた話になっています。
故に、この本で仕事として語られていることを受験勉強や趣味、日常生活といったものと置き換えることで、冒頭に述べた通り、仕事をしていない人にとっても有意義な本になると思います
この本に書かれていること全てを受け入れるという意味ではなく、受け入れずとも、こういう考え方、事例があるのだと知ることで自分の人生をより楽しくすることができる。
そういう本です。
実際の様々な成功例を分かりやすく噛み砕き物語風に読者に伝えるビジネス啓蒙書。
読んで得することはあっても損することは無いと断言出来る一冊です。
是非お読み下さい!
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